サステナブル企業紹介

【PR】株式会社BIOTECHWORKS-H2 ― 廃棄物から水素へ、世界で認められるエネルギー企業を目指して ―

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株式会社BIOTECHWORKS-H2 ― 廃棄物から水素へ、世界で認められるエネルギー企業を目指して ―

「廃棄物は、見方を変えれば”眠っている資源”です」。そう語るのは、株式会社BIOTECHWORKS-H2の代表取締役・西川明秀氏である。同社は、廃棄物を水素に変換し、再生可能エネルギーを生み出す革新的な技術を持つスタートアップ企業だ。2020年に社内ベンチャーとして発足し、2023年にスピンアウト。「ごみの終わりに、はじまりを。」をミッションに掲げ、日本国内にとどまらず、アメリカ、マレーシア、インドネシアなど海外展開も積極的に推進している。

アパレル業界での廃棄物問題に長年向き合ってきた経験から、「廃棄アパレルをゼロにしたい」という強い思いで創業。しかし、その過程で「本当に環境に正しい選択とは何か」を突き詰め、現在は廃棄物全般からのエネルギー創出という、より大きなビジョンへと進化させている。

今回は、西川代表に、同社の成り立ちから技術の独自性、組織文化、そして求める人材像に至るまで、幅広くお話を伺った。

INDEX

アパレルから水素へ ― 創業の原点

―― まずは御社の成り立ちについてお聞かせください。

西川代表:BIOTECHWORKS-H2は2020年7月に社内ベンチャーとして立ち上げました。私はもともとアパレル業界の出身であり、廃棄アパレルをゼロにしたいという思いを長年抱いておりました。廃棄物から繊維を生成する取り組みは10年以上続けてまいりましたが、一度製品化されたものを再び繊維に戻すことは、一般的に想像されている以上に困難を伴います。

そこで発想を転換いたしました。物質は基本的に水素と炭素で構成されています。であれば、すべてを水素に変換すればよいと考えたのです。廃棄物から水素を生成し、そこから新たな価値を創出する。これが当社事業の原点となっております。

―― 日本国内での反応はいかがでしたか。

西川代表:日本国内で様々な方々にご相談しましたが、「実現不可能である」とすべて断られました。廃棄物、特に衣服のように多様な素材が混在しているものから水素を生成することは、技術的に非常に難度が高いのです。綿とウール、ポリエステルと綿など、混紡素材が多い中で、それらを水素に変換するという試みは前例のない挑戦でした。

そこで海外に活路を求め、コロナ禍の最中にアメリカへ渡りました。現地に到着後、LinkedInを通じて約200件のメッセージを送信し、そのうち1件から返答をいただきました。それが現在、当社のCPMを務めているマイケルです。彼はもともとガス化処理施設の開発メーカーで副社長を務めていた人物であり、この出会いにより技術開発が大きく前進いたしました。彼は当社の為に前職を退職し1年の冷却期間を経て当社に入社していただけたので感謝しかありません。

「できない」と言われた技術への挑戦

―― 御社の技術の特徴についてお聞かせください。

西川代表:有機物は、突き詰めれば炭素と水素の塊です。一酸化炭素に高温の水蒸気を加えると、二酸化炭素と水素(CO₂とH₂)に分離します。当社は、化学式で証明できるこのシンプルな原理に基づいております。

ただし、理論はシンプルであっても実現は困難です。分別されていない廃棄物、様々な素材が混在したものを効率的に水素へ変換する技術は、世界的にも前例がありませんでした。だからこそ、誰も手掛けていない領域であれば、先行者として事業機会があると判断し、事業化を決断いたしました。

―― 2023年にスピンアウトされた経緯についてお聞かせください。

西川代表:技術的な確証が得られたからというよりも、「実現可能性のあることに対しては動いていかなければならない」という考えに基づいております。スタートアップはチャレンジャーであるにもかかわらず、技術が完全に確立するまで待機していては機を逸してしまいます。

私は長期的な視点で物事を判断する傾向があり、短期で一喜一憂することはありません。目の前の課題よりも、5年後、10年後を見据えており、現在は通過点に過ぎないと捉えております。現時点での直近の課題を挙げるとすれば、資金調達の完了程度でしょうか。

―― 5年後に見据えている課題は何でしょうか。

西川代表:廃棄物処理に関連する法令整備です。当社が取り組んでいる領域は、まだ法令が整備されていない分野です。だからこそ、当社がその業界標準を確立できるかどうかが勝負となります。現在、業界全体が手探りで進めている状況において、当社がイニシアチブを取っていきたいと考えております。

本質的なサステナビリティとは何か

―― 環境・サステナビリティに対する御社の立ち位置についてお聞かせください。

西川代表:率直に申し上げますと、私はアンチサステナブル、アンチSDGsの立場を取っております。

―― それはどのような意味でしょうか。

西川代表:日本におけるSDGsの解釈が正しくないのではないかと考えるからです。SDGsの達成度において世界で最も進んでいる国は、私の認識では日本です。「水を大切にしましょう」と言われますが、日本ほど水を大切にしている国は他にありません。

そして、日本のサステナブルは「我慢」と同義になってしまっております。本来、サステナブルとは「持続可能な経済活動」を意味し、その中に環境負荷の低減が含まれるものです。環境のために我慢することがサステナブルではありません。私は、サステナブルを否定しているのではなく、日本で蔓延している「見せかけだけのサステナブル」を否定しているだけなんです。

私は1年で40校ほどの中学生や高校生向けの企業学習を担当することがありますが、そこでも「今できることを正しく実行すること」こそが本当のサステナビリティであると伝えております。

―― 具体的にはどのようなことでしょうか。

西川代表:例えば、太陽光パネルは発電時のCO2排出量こそ少ないものの、製造時と廃棄時を含めると、実際の削減効果については別の見方ができます。湿原の上に太陽光パネルを設置するような事例もありますが、それで本当にCO2削減が達成されるのかという疑問視する声もあります。

分別についても同様です。ある地域では50種類以上に分別しておりますが、都内のマンションでそれが実現可能でしょうか。50個ものゴミ箱を設置するスペースがあるでしょうか。真に重要なのは、リサイクルが現実的に可能なペットボトル、缶、瓶の3種類の分別を徹底して100%リサイクルを実現することです。人々が実行不可能なことを強いるのではなく、実行可能な範囲内で最大限の成果を追求する。それが当社の基本的な考え方です。

言行不一致、いわば宿題をしているふりをしているような状態では何の意味もありません。近年、日本国内においても本質的な部分に目を向けるケースが多くなってきたように感じています。

廃棄物をエネルギーに変え、日本を「産油地」に

―― 御社の事業ビジョンについてお聞かせください。

西川代表:当社はエネルギー企業であると自認しております。廃棄物処理会社でも設備メーカーでもありません。廃棄物を削減しながらエネルギーを創出する社会の構築という、本来あるべき姿の実現を目指しております。

従来の廃棄物処理には、多額の資金が投入されてまいりました。しかし当社は、廃棄物を燃料としてエネルギーを生成し、収益を確保していくビジネスモデルを構築しております。しかもCO2を大幅に削減しながらです。将来的には、日本全国を「産油地」、すなわちエネルギーを生み出す場所へと転換していきたいと考えております。理想論を語ること自体に価値はありません。理想が、放っておいても回り続ける仕組みになったときに、初めて意味があると思っています。

日本のエネルギー自給率は非常に低く、石油・石炭などを含めても1割前後にとどまっています。これを50%まで引き上げることができれば、国際交渉においても有利な立場を確保でき、様々な可能性が拡大します。廃棄物から効率的にエネルギーを生成できれば、条件次第では、日本のエネルギー需要の最大で約30%を担える可能性があると考えています。それだけでCO₂削減への貢献は計り知れません。

―― 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を想起させますね。 西川代表: 私の大好きな映画の一つです。1985年に上映されてから、やろうとはしてきた。でも、実際にはできなかった。廃棄物から燃料をつくるって話自体は、昔からあります。私たちは、ようやくそこに手が届き始めた、そんな感覚です。

組織体制と働く環境

―― 現在の組織体制についてお聞かせください。

西川代表:現在、正社員3名、役員2名、業務委託約10名という体制です。業務委託の方々は専任ではないため、今後は正社員を増員していく計画です。直近で2〜3名、その後1年をかけて10名以上の組織体制を構築したいと考えております。

―― 働く環境についてはいかがでしょうか。

西川代表:当社は独自の文化を持っております。残業を推奨せず、有給休暇は積極的に取得していただく方針です。働くことの喜びを全員で共有したいと考えており、「何のために働くのか」という問いに対して、仕事の充実と私生活の充実の両立を目指しております。

将来的には業務効率が向上すれば、労働時間の短縮も検討しております。例えば金曜日を半日勤務とする、あるいは週休3日制を導入するなどです。もちろん、業務を確実に遂行できることが前提となりますが、週5日勤務というのは長いと感じております。

―― 組織文化についてはいかがでしょうか。

西川代表:個々人の能力が強く求められる環境です。上司からの指示に従って業務を遂行するというスタイルは、当社では好まれません。自ら課題を発見し、自律的に業務を遂行していく姿勢が求められます。また、目に見えない部分で他者をサポートすることが、会社全体の売上向上やスピードアップにつながるということを理解できる人材を求めております。

報酬のみを目的として就業される方にとっては、非常に困難な環境となるでしょう。ただし、スタートアップとしては給与水準は高い方だと考えております。中途採用の場合、月給30万円以上からのスタートとなります。実績を上げれば昇給も積極的に行っております。過去の実績として、年収360万円で入社した社員が2年で750万円まで昇給した事例があります。賞与についても、1回で120万円という実績がございます。 評価基準は、いかに自律的に行動できるかという点に尽きます。事務職であっても、営業的な感覚を持った人材が適しております。縁の下の力持ち的な貢献も正当に評価いたします。サッカーに例えるならば、フォワードだけでなくディフェンダーの報酬も向上する。当社はそのような組織です。

求める人材像 ― 自律性と「ときめき」を持てる人

―― どのような方に入社していただきたいとお考えでしょうか。

西川代表:自らの成果や行動が評価されることに喜びを感じられる方です。自分の取り組みがどのように評価され、それがどのように前進につながったかということを楽しめる方。仕事の充実感とは、そのようなものだと考えております。

当社では「ありがとう」という言葉が日常的に交わされ、「これは良い」と互いを称賛する文化があります。もちろん、「これでは難しいのではないか」というフィードバックも率直に行います。そして、立場に関係なく議論ができる方が望ましいです。「これはおかしいのではないか」と指摘された際に、「何がおかしいのでしょうか」と返答できる方。自らの意見を明確に表明できる方が適しています。

―― 人材要件についてはいかがでしょうか。

西川代表:年齢は問いません。ただし、「前職では」「従来は」という発言をされる方は、当社には適しておりません。これまでの経験を活かして当社の事業に貢献していただける方は歓迎いたしますが、「従来このようにしていたので」という姿勢の方は採用いたしません。

理由は2点あります。まず、私自身が海外での業務経験が長く、2017年からは年間の3分の1以上を海外で過ごしておりました。「日本とはこのようなものか」と感じることも多くありました。もう1点はスタートアップであるということです。大企業のように人材を多く抱えることはできません。一人一人が重要な戦力であり、共に成長していく仲間です。

面接では必ず「将来何を実現したいか」という質問をいたします。回答の内容は問いません。「老後をゆったり過ごすために貯蓄したい」でも、「衣服が好きで購入資金を稼ぎたい」でも構いません。重要なのは、自己分析ができているかどうか。自らの長所と短所を言語化できるかどうかです。

―― 面接で不採用となるケースについてお聞かせください。

西川代表:「御社に入社してスキルアップしたい」という方は即座に不採用といたします。スタートアップは自身のスキルを最大限に発揮し、共に会社を成長させていくのには最適な環境です。「会社に貢献し、その結果として自身も成長したい」という姿勢であれば問題ありませんが、「スキルアップを目的として入社したい」というのは当社の求める人材像とは異なります。

―― 御社で働く上での必須条件は何でしょうか。

西川代表:第三者の視点で物事を判断できるかどうかです。資料作成においても、すべての業務において、自分自身の感情は二の次です。相手がどのように受け止めるかが、すべての判断基準となります。「自分が見せたい」「見てほしい」という欲求は優先事項ではありません。この感覚をお持ちでフィットした方であれば、充実した仕事生活を送っていただけるものと考えております。 例えば展示会で当社のブースを訪れた方々が「ときめき」を感じられるかどうか。スーパーマーケットのように淡々と買い物をする場所ではなく、百貨店の食品売り場のように「何があるのだろう」「次は何が登場するのだろう」と期待感を持てる企業でありたいと考えております。人材に関しても、そのようなときめきや楽しさを感じていただければ幸いです。

読者へのメッセージ

―― 最後に、御社に関心をお持ちの読者へメッセージをお願いいたします。

西川代表:当社は日本から世界へ進出していく企業です。海外展開はすでに開始しており、環境省の採択によりマレーシアの展示会に出展した際は、大手企業6社とスタートアップ2社の中で最初に実績を残したのが当社でした。マレーシアの上場企業の関連会社と戦略的パートナーシップを締結し、展示会終了後1週間以内に合意に至りました。来場者数も当社のブースが最多であったと報告を受けております。

「共に取り組んでいきましょう」「当社にもできないことは多くありますが、共に取り組んでいきましょう」「それによって世の中を変えていきましょう」。当社が本気で「共創」を打ち出しているメッセージが伝わった結果だと考えております。

この挑戦を乗り越えて楽しみながら、世界で認められる企業へと成長していきたいと考えております。その道のりを共に歩んでいただける仲間を求めております。


会社概要

会社名株式会社BIOTECHWORKS-H2
設立2020年7月(社内ベンチャーとして発足)、2023年7月(スピンアウト)
所在地東京都渋谷区神宮前6-18-3 神宮前董友ビルⅡ6F
代表者代表取締役 西川明秀
事業内容廃棄物を再生可能エネルギーに変換する技術開発、CO₂削減量の可視化プラットフォーム「REBORN」の開発・運営、プラント建設コンサルティング
従業員数正社員3名、役員2名、業務委託約10名
海外拠点米国法人(カリフォルニア州サンタクララ)
URLhttps://biotechworks.co.jp/

インタビュー協力 ・西川明秀氏(代表取締役 CEO & Founder)

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