中小企業の脱炭素経営をアスエネ株式会社がサポートする支援プログラムを開始いたしました。

長崎県佐世保市は、市内の中小企業を対象にしたCO2排出量の見える化支援プログラム「させぼCO2見える化トライアル2025」の参加募集を開始しました。本事業では、市内の中小企業(先着10社)に対して、アスエネのCO2排出量の見える化・削減・報告クラウド「ASUENE」を活用したCO2排出量の算定や、脱炭素経営の基礎を学べるe-learningの提供などの脱炭素経営の取り組み支援を行います。
INDEX
地域全体でのカーボンニュートラル実現に向けた課題
佐世保市は、2050年のカーボンニュートラル実現を目標に掲げ、地域に根差した脱炭素施策を推進しています。造船業や観光業を主要産業とする同市は、離島への航路を含む海上・陸上双方の物流網を有する港湾都市です。その一方で、公共交通機関が市街地中心に限られ、自動車への依存度が高いという構造的な課題を抱えています。このような背景から、市内の運輸部門によるCO2排出量は全体の約29%にのぼり、全国平均を大きく上回っています。
また、エネルギー使用量が多い製造業をはじめとした事業者にとっても、排出削減の必要性は年々高まっています。しかし、実際に脱炭素経営を進めるうえで、特に中小企業が抱えるハードルは決して低くありません。
どんな企業向けの無料支援プログラムなのか
多くの企業が「脱炭素と言われても、何から始めていいか分からない」「人手が足りず、対応する時間や専門人材がいない」「算定の方法が複雑でハードルが高い」といった悩みを抱えています。請求書の整理や数値の入力といった日々の業務に直結する部分でも対応が追いつかず、結果的に“何もできないまま”になっている事例も少なくありません。
こうした中、本事業は佐世保市内の中小企業が脱炭素の“最初の一歩”を踏み出せるよう設計された支援プログラムです。CO2排出量の“見える化”を通じて、現状の把握から目標設定、削減対策の検討、さらには経営戦略への反映までを段階的にサポートします。
特に、「これから算定を始めたいが、社内に知見も人もいない」と悩む企業にとって、こうした公的支援の存在は大きな後押しになるはずです。支援を通じて、地域経済を支える中小企業が無理なく脱炭素経営に取り組める土壌をつくることが、佐世保市全体のカーボンニュートラル達成に直結していきます。
8月26日には脱炭素経営セミナーを開催【先着40名】
CO2排出量の見える化支援プログラムの開始に先立ち、8月26日(火)に佐世保市役所にて「脱炭素経営セミナー」が開催されます。国内外の脱炭素最新動向や先進企業の事例紹介、CO2見える化支援の内容などをアスエネが説明します。セミナー参加後に、CO2見える化支援へ申し込むことも可能です(先着順のため、セミナー開催前に募集終了となる可能性あり)。
- 対象:制限なし
- テーマ:脱炭素経営の第一歩 ~環境配慮と価値提供で、顧客から選ばれる存在に~
- 内容
- 気候変動の現状
- 国内外の同行
- サプライチェーンの取組状況
- 事例研究
- 「CO2見える化支援」の説明
- 日時:2025年8月26日(火) 13時~14時30分(予定)
- 場所:佐世保市役所 本庁舎1階 イベントホール(佐世保市八幡町1番10号)
※高砂駐車場を無料でご利用可能
申込方法:専用フォームより申込はこちらから👈
概要(CO2見える化支援)【先着10社】
通常は有償で提供しているCO2排出量の見える化・削減・報告クラウドCO2見える化クラウドサービス「ASUENE」や、GX・ESG動画学習サービス「アスエネアカデミー」を先着10社に対し、完全無料でご提供します。
- 対象:佐世保市内に本社を有し、以下いずれかに該当する事業者
- 中小企業基本法に規定する中小企業者
- 学校法人、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人及び特定非営利活動法人、医療法人、社会福祉法人
- 中小企業団体の組織に関する法律第3条第1項に規定する中小企業団体
- 支援内容:
- クラウドサービス「ASUENE」によるScope1-2のCO2排出量の算定
- CO2排出量に基づく目標設定や削減方法の提案
- e-learningによる脱炭素・ESG関連の学習機会提供
- 支援期間:2025年9月~2026年2月(予定)
申込方法:専用フォームより申込 → Web説明・セミナー → 本申込 → 支援開始


※本提供プログラムについてより詳しく話を聞きたい場合はこちらから👈
地域から全国へ──自治体との連携で広がる脱炭素の輪
脱炭素社会の実現に向け、地域単位での取り組みが全国各地で進みつつあります。近年では、自治体が主導する形で、地域の中小企業や産業事業者に向けたCO2排出量の見える化支援や、脱炭素経営の伴走支援を行う動きが広がりを見せています。
こうした取り組みの一環として、佐世保市をはじめ、東京都、神奈川県、京都府、浜松市、郡山市などでも、地域の産業構造や企業規模に合わせた脱炭素支援が展開されています。支援の内容は、CO2排出量の算定や削減提案にとどまらず、経営における環境配慮の在り方を学ぶ教育コンテンツの提供や、専門人材の育成支援まで多岐にわたります。
これらの自治体では、企業が持つ課題感──「何から始めればよいのか分からない」「脱炭素の必要性は感じているが、体制やノウハウがない」──に寄り添いながら、地域経済の持続可能性と環境配慮の両立をめざす動きが加速しています。
支援にあたっては、アスエネ株式会社などの民間事業者が委託先として参画し、クラウドサービスや教育プログラム等の専門的な仕組みを活用。自治体と事業者の連携により、行政の政策と企業の実行力を橋渡しする取り組みが実現しています。
今後も、こうした連携を通じて、“地域から始まる脱炭素”の流れが全国に波及していくことが期待されています。持続可能な社会づくりの主役は、地方自治体とそこに根差す事業者の一歩一歩に他なりません。
アスエネ株式会社が提供する様々なソリューションとサステナブル経営推進お役立ちコンテンツ
アスエネ株式会社では、佐世保市の中小企業様向けの支援プログラムだけでなく、様々な企業の課題に応じた脱炭素経営ソリューションを提供しています。企業の規模や業種に合わせたCO2排出量算定・削減支援、サプライチェーン全体での排出量見える化、サステナブル経営を推進するためのノウハウなど、貴社の脱炭素経営の「次の一手」を支援するための資料を多数ご用意しております。
企業の持続的成長と環境経営の両立を目指す経営者様・ご担当者様必見の資料です。ぜひ、この機会にご覧ください。