吉田染工株式会社
製造業・メーカー
公開日: 2025年10月26日
・現状、どれだけのCO2を排出しているかを知りたい
・CO2排出量の算出方法がわからない
・環境に配慮した取り組みを数値で可視化をし、開示したい
・CO2排出量の見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・自社のCO2排出量を正しく把握できた
・定量目標が立てられる見通しがたった
・CO2排出量削減の取り組みを事業の付加価値にできる可能性が見えた

当社は、ニット・織物・資材用糸の染色加工を行っています。綿やウールなどの天然繊維から、レーヨン、テンセル、アクリル、ポリエステルなどの化合繊、その他混紡糸まで、その素材は多岐にわたります。グループ会社には、生地を染色する貴志川工業、そしてこれらの会社に対してエネルギーの供給や排水処理などを行う吉田工業があり、これら3社が連携しながら事業を行っています。
当社の染色は基本的に委託加工で、お客さまの糸や生地をお預かりして行うものです。当社は主に、糸を編む中小企業からの受注が多く、一方、貴志川工業は生地を購入している大手商社からの依頼が大半を占めています。
染色の工程では水に薬品を入れ、熱を加えてその温度を上げていくなど、大量の水とエネルギーを使うため、環境負荷の大きな事業だと見られています。だからこそ、昔から環境への配慮は重要なテーマだと考えていました。SDGsという言葉もなかった15年前から、当社グループの加工に使うエネルギーを重油から天然ガスに変えました。さらに、省エネの観点から、排熱回収に取り組んだり、少ないエネルギーで加工できる工夫を重ねたりしてきましたが、もうこれ以上の環境対策は、乾いた雑巾を絞るようなものだと感じていました。
一方で、CO2削減に対する世界的な機運はますます高まっており、自社においてもしっかり取り組まないといけないと考えていました。しかし、自分たちがどれくらいCO2を排出しているかを知らないことには始まりませんし、そもそも、その算出方法がわからないという課題がありました。そして、CO2排出量を公表したときに、ステークホルダーなどからどのような反応があるのかも知りたかったため、簡単に算定できる方法を探していました。
ちょうどその時、当社のある和歌山県で開催された省エネルギー関連のセミナーに参加して出会ったのが「アスエネ(旧:アスゼロ)」でした。講演後の個別相談で話を聞き、「アスエネ(旧:アスゼロ)」の導入には設備投資が必要ないこと、請求書のアップロードやわかりやすい入力フォームで誰でも簡単にCO2排出量が算出できるシステムであることが魅力的でした。毎月、毎年の正確なCO2の削減量がグラフで可視化できるとわかったので、すぐに導入を決めました。
導入してからもコンサルティング担当の方の説明やサポートが手厚く、CO2排出量の算出に詳しくない私たちでもすぐに使い始められました。実際に「アスエネ(旧:アスゼロ)」を使って活動量のデータを入力しているのは経理担当者ですが、従来の経理処理業務の延長のような感覚で利用できるため、工数もかからずに作業ができています。使いやすいシステムと丁寧なコンサルティングのおかげですね。
当社では、これまでも省エネ目標は立てていました。しかし、定量的に比較できる情報を持てていなかったため、目標に対する結果の振り返りや改善策の検討をどのように取り組むべきかわかりませんでした。使用するエネルギーを転換した取り組みも、CO2排出量の見える化をしていたら、どれくらいCO2削減につながったのかを数値で把握でき、その後の対策がさらに効果的にできたのではないかと思います。「アスエネ(旧:アスゼロ)」の導入を通して、客観的にCO2排出量を管理することの重要性を改めて感じています。
今のところ、当社が独自で取り組みをしているだけですが、アパレル業界の脱炭素化も加速しているため、今後はCO2排出量のデータ開示などの要望が増えてくると考えています。すでに同業他社とは、どれくらいCO2排出量が削減できているかという話をよくしています。今後、見える化が進めば、定量目標を立てる予定です。そのためにも、CO2排出量を定点観測して、現状を正しく知ることが大切だと考えています。
「アスエネ(旧:アスゼロ)」の導入によって日々の企業活動におけるCO2排出量が見える化できると、成果や課題がはっきりするので、CO2排出量削減への取り組みに対して社員のモチベーションが向上するように思います。さらに、このような環境への取り組みが、当社ならではの染色加工の付加価値として社会的に認められ、事業として差別化していけると考えています。中小企業では、大きな設備投資などによる脱炭素の取り組みはなかなか難しいものです。しかし、たとえ毎年数%でもCO2排出量を削減し続ける取り組みを行えば、カーボンニュートラルに貢献できます。私たちは、脱炭素のアクションを1歩ずつ進めていき、次世代が暮らしやすい社会へと変えていきたいと考えています。
吉田染工株式会社 業種: 製造業(ニット・織物・資材用糸の染色加工) 社員数: 50名(非常勤含む) 住所: 和歌山県紀の川市 吉田染工は1951年設立の糸染め工場です。染工場の労働環境は、3K(きつい・汚い・危険)の代表的な職場です。1992年、その環境を改善するために吉田染工ではチーズ染色無人化プラントの開発に取り組みました。夢の染工場を創ろうと取り組んだプロジェクトは持続的な生産環境の確立に役立っています。 ※掲載内容は取材当時のものです。
アスエネ株式会社
営業本部 カスタマーサクセス Manager
環境負荷の大きなニット・織物・資材用糸の染色加工事業におけるCO2排出量見える化・削減のパートナーとして「アスエネ」をお選びいただき、誠にありがとうございます。使いやすいシステムと丁寧なコンサルティングにご評価いただいたこと、大変光栄です。「アスエネ」は今後もカーボンニュートラル達成に向けた取り組みを伴走支援いたします。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援