株式会社TOAシブル
製造業・メーカー
その他
専務取締役(兼)COO 古澤さま、営業本部 浅井さま、業務本部 中条さま
公開日: 2025年10月26日
・取引先が多岐に渡り、ExcelでのCO2排出量算定が煩雑
・正確なCO2排出量の見える化でお客さまの環境負荷軽減に寄与したい
・脱炭素に取り組んでいる姿勢を示し、産業廃棄物事業者のイメージから脱却したい
・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・Excelでは難しいScope3の見える化に簡単に取り組める
・主力商品BWFの環境貢献度をPRしていく
・サステナビリティレポートにデータを活用し、社内外へ正確なデータを開示できる

当社は、1950年の創業以来、使用済み燃料の再燃料化に強みを持ち、資源循環を中心とした事業を行ってきました。自動車ディーラーや化学メーカーなど多岐にわたる業界の事業者さまの油性廃棄物を中心に、99.8%のリサイクル率を実現。再生燃料としてセメントメーカーやガラスメーカーなどに出荷しています。さらに当社の再生燃料を利用していただくことにより、エネルギー問題や環境負荷の軽減につなげています。再生重油事業から始まった当社ですが、その他、有機溶剤を混合処理したエマルジョン燃料、そして塗料や廃インキなどの油性廃棄物とバイオマスである木くずなどから構成されている再生固形燃料(BWF:Biomass Waste Fuel)を製造する3つのリサイクル施設と焼却施設の計4つの処理施設を有しています。お客さまの廃棄物処理におけるCO2排出量を削減することで、脱炭素に向けて取り組んでおり、特にBWFは、これまでリサイクルが困難であり、焼却処理するしかなかった廃塗料や廃インキなどを再生固形燃料にする技術で特許を取得しています。当社の焼却施設ではリサイクルが難しかったり、環境汚染につながったりという廃棄物を高温焼却して分解し、無害化するよう処理しています。廃熱ボイラーで作られた熱も利用するクリーンなシステムを構築していることが特長です。 これまでCO2排出量の算定は、自社でExcelを使用して行っていましたが、算定結果を全社に向けて発信し周知する体制や、お客さまに情報開示するシステムを整備できていませんでした。CO2排出量を見える化するための算定やシステム面は4、5人で運営していましたが、複数人でのExcelによるデータ管理も煩雑になってしまっていたことも課題のひとつでした。リソースもノウハウも不足していたことに加え、今後、スコープ3の見える化にも力を入れたいと考えていたので、自社内での運用に限界を感じていました。

「アスエネ」を知ったきっかけは、2022 年の日経新聞に掲載されていたフォーラムの広告です。その時はセミナーへの参加が叶わなかったものの、「脱酸素社会への挑戦」というテーマで、CO2排出量の見える化や削減といったことが語られる印象的な内容でした。それから1年ほど経った頃、CO2排出量の見える化の壁にぶつかった時期に、付き合いのある銀行などから「アスエネ」を紹介されたことで前向きに導入の検討を始めました。CO2排出量の見える化サービスはたくさんあるため比較は行いましたが、新聞やメディアでも「アスエネ」の名前を見聞きする機会が増えていたことや、営業担当者が見える化した後の削減方法やJ-クレジットを活用した環境貢献の手段などについてもわかりやすく説明してくれたことも好感が持て、2024年に導入を決めました。 「アスエネ」のダッシュボード画面は見やすく、当社の各施設のCO2排出量の見える化や比較も簡単にできることが魅力的です。さらに、CFP算定もシステム上で行えるのが便利です。これまで、環境省の排出原単位をはじめとする情報を私たちだけで全て入手していたので、算定までのプロセスが手間で困難でした。「アスエネ」では、それらの排出原単位のデータがプリセットされているため、私たちは実際使用量などの活動量データを入力するだけで簡単にCO2排出量が見える化できます。 また、拠点ごとに算定結果を出力することができます。Excelのように関数を入れなくとも、クリックひとつでフォーカスしたい箇所を見える化できる機能は使い勝手がよく見やすく気に入っています。

当社では、2022年よりホームページ上でサステナビリティレポートを発刊しています。情報開示をする以上、精緻なデータを公表し、ステークホルダーに信頼いただくことが重要だと考えています。そのためのCO2排出量の見える化ですし、省エネ法と地球温暖化対策推進法への対応なども含めて「アスエネ」で算出したデータを活用し、これからも継続的にサステナビリティレポートを発刊していきます。 現在はスコープ1-2の算出がメインになっていますが、今後はスコープ3の算定開示を業界で先駆けて行い、脱炭素化をリードしていける存在になっていきたいと思っています。ただスコープ3は15ものカテゴリーがあるので、これまでのようにExcelで算出していたとしたら、作業量は膨大になってしまいます。「アスエネ」導入の成果が発揮されるひとつだと期待しています。 当社の強みであるBWFについても、焼却処理するしかなかった廃棄物をBWF(再生固形燃料)という処理方法に変更するだけで、焼却処理と比較しCO2排出量の削減貢献度が高いというデータを示すことが可能になります。自社算定のときと比べ、精緻なCO2排出量の見える化が可能な「アスエネ」を活用することで情報の信頼性が増すことを期待しています。これらのデータを、お客さまをはじめとするステークホルダーに伝えていくことで、当社のサービスを活用すれば社会貢献・環境貢献につながるということを積極的にお伝えしていきたいです。今後もサーキュラーエコノミーを推進していくことで、お客さまのCO2排出量もより削減していきたいと思っています。 当社は「自然と共に生きる未来を創造する」という企業ビジョンのもと、ESG経営を通じて、広い世代に環境を大切にする大事さを伝えていきたいと考えています。CO2排出量の見える化・削減を通じて、気候変動問題の解決に貢献し、持続可能な社会づくりを目指していきます。
株式会社TOAシブル 業種: 産業廃棄物の収集運搬及び中間処理、BWF(再生固形燃料)の製造、再生重油、エマルジョン燃料の製造・販売、メンテナンス事業 社員数: 129人(2024年9月現在) 住所: 千葉県八千代市 TOAシブルは、緑豊かな明日を創るため、廃棄物の再資源化ならびに環境保全に向けた技術革新で社会に貢献しています。 「自然と共に生きる未来を創造する」というVISIONのもと、多種多様な産業廃棄物の収集運搬と中間処理や、「廃油のトータルリサイクルのパイオニア」として、再生重油・エマルジョン燃料・再生固形燃料の製造など、サーマルリサイクル技術を強みとしたサービスを展開しています。近年ではSDGsを推進するためのさまざまな活動にも注力しています。 ※掲載内容は取材当時のものです。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援