株式会社清水製粉工場
製造業・メーカー
代表取締役 佐藤さま
公開日: 2025年10月27日
・必要なデータを収集するのみで、算定方法がわからず取り組めていなかった
・LED照明や再生可能エネルギーに切り替えしても、環境への貢献度合いがわからない
・自社が掲げている「10年ビジョン」の達成率を実証する方法がない
・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・さらに具体的な削減の取り組みにつなげることができた
・算出したCO2排出量のデータで従業員の意識変容を促していく

清水製粉工場は長野県で1950年に創業しました。1974年からきのこ培地販売を開始した、きのこ業界では老舗企業です。当社は長野県の地の利を生かして3つの事業を展開しています。きのこを栽培するための培地の製造・販売、山菜漬物の輸入と卸売り、そして、地元・長野市の農家が生産した米の精米と卸売りを行っています。
ビジネスモデルとしては、きのこ培地と山菜漬物は卸業者や農業法人などに販売しており、米は卸業者だけでなく個人のお客さまにも直接販売しています。そして、長野県にはきのこの生産者が多いことから、培地の製造能力をより高めるためのプロセスの自動化や、さらに品質の高いきのこが育つような研究開発も自社で行います。
主な事業であるきのこの培地は、さまざまな資源を有効活用・再利用して製造しており、こうした側面がSDGsや環境問題に親和性が高いと考えています。そこで当社は、長野県SDGs推進企業にも登録し、それに準じて2030年までに達成すべき目標として「10年ビジョン」を掲げています。例えば、「再生可能エネルギー設備を導入し、その割合を20%にする」、「きのこ使用済み培地由来の再生可能エネルギー開発に対する支援をおこなう」、「2030年までに売上高当たりエネルギー消費率を10%削減する」などです。これらのビジョンに向けて、LED照明を導入したり、再生可能エネルギーに切り替えたりしていましたが、達成度を測ることができていませんでした。
自社の「10年ビジョン」を効果的に推進するために、定量的なデータで把握したかったこと、そして、そのデータとして適切なのがCO2排出量だと考えて、CO2排出量の見える化サービスの導入を検討し始めました。
当社は元々、環境貢献のために、再生可能エネルギー由来の電気を使用しており、その縁でアスエネを知っていました。一方で、その取り組みがどれぐらい環境に貢献できているかを測る術を持っていませんでした。もちろん、CO2排出量の見える化のノウハウを持っている者も社内にいなかったため、サービスを導入するなら、初心者でも算定ができるものがいいと考えていました。そのタイミングで、営業担当者から「アスエネ」を案内され、導入することに決めました。
実際に「アスエネ」を導入してみると、担当者1名だけでも算定業務に取り組めていて、とても使い勝手がよいサービスだと感じています。当社では電気代やガソリン代などの請求書を経理処理で使用するだけでしたが、現在は「アスエネ」にアップロードもして、スコープ1-2の算定も進められています。
「アスエネ」のダッシュボード画面では、毎月の推移やCO2排出量の割合を一目で見られるため、ネクストアクションとしてどのように削減するべきかを考えやすく、大変役立っています。これは、Excelなどで管理するだけでは把握しきれなかったと思います。「アスエネ」ではシステムだけではなく、コンサルティング担当によるサポートもあるため、不明点をすぐに相談できるのも、取り組みを進めやすい良い点です。
2030年までに「売上高当たりエネルギー消費率を10%削減する」というビジョンの実現は、CO2排出量の見える化とその先の削減、そして開示をワンストップでできる「アスエネ」があるからこそ可能な取り組みです。引き続き、排出量の削減に貢献し、ビジョンの達成を目指していきたいと考えています。
「アスエネ」でCO2排出量も見える化し、削減すべき領域がわかってからは、排出量削減に取り組めています。実際、LED照明に切り変えたり、フォークリフトのアイドリングの時間を抑えたりと具体的な取り組みにつながりました。
さらに排出量の削減を加速させるために、環境問題についてのポスターを社内に掲示するなどして社員の啓発活動も試みています。社員にも自分ごとと捉えてもらうためにも、具体的なデータを開示することで、より意識変容を促していけたらと考えています。
また現在、社外に対して生産工場の環境測定・開示を毎年行っていますが、今後は電力使用量の推移も開示していきたいと考えています。
事業の成長を目指そうとすると、必然的にエネルギー使用量も増えてしまいます。しかしながら、持続可能な事業運営のためには、生産性を向上しながらCO2排出量を削減していかなければなりません。自社のCO2排出量の見える化・削減に取り組むのはもちろんのこと、環境負荷が高く、たい肥化以外の再利用が難しい使用済み培地を燃料として活用できる方法を模索しながら、環境に貢献していきたいです。
当社は、「資源(人・物・情報)をつなぎ活かし、地域と共に喜びを生み出していきます」を企業理念として掲げています。地球や地域の環境をよりよくするために、私たちは事業活動を通して何ができるかと常に考えています。そしてその一つは、CO2排出量の見える化と削減です。「アスエネ」を活用することで、長野県の環境に貢献する責任を果たす企業であり続けたいと考えています。
株式会社清水製粉工場 業種: きのこ培地の製造・販売/山菜漬物原料卸/米穀類加工・販売/飼料販売 社員数: 32名 住所: 長野県長野市 「資源(人・物・情報)をつなぎ活かし、地域と共に喜びを生み出していきます」を企業理念に、きのこ培地の製造・販売、山菜漬物原料卸、米穀類加工・販売、飼料販売を展開しています。SDGsにも積極的に取り組み、主力事業であるきのこ培地の特性を活かしながら「誰一人とりのこされない」世界の実現に少しでも近づけられるよう活動を続けていきます。 ※掲載内容は取材当時のものです。
アスエネ株式会社
営業本部 カスタマーサクセス Manager
2030年までに達成すべき目標「10年ビジョン」推進のパートナーに「アスエネ」を選んでいただき、非常に光栄です。初心者でも、担当者1名だけで算定業務に取り組める使いやすさは、アスエネの大きな強みなため、「とても使い勝手がよい」とのお言葉をいただきました。「10年ビジョン」達成に向けた取り組みを、アスエネの強みを最大限に活かして精一杯サポートいたします。



ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援