セーフィー株式会社
上場企業
IT・インターネット
ESG推進室 部長 中内さま、ESG推進室 宇治田さま
公開日: 2025年10月23日
・自社商品・サービスの価値を高めたい
・そのために必要なCO2排出量のデータを開示できるようにしたい
・CO2排出量を見える化したいが、数字に落としづらい
・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・サプライチェーン上のCO2の排出量を見える化
・大企業の経済活動のDX化と脱炭素化をサポート
・お客さまへCO2排出量削減のソーシャルグッドを価値訴求

当社は「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げ、2014年設立以来、クラウド録画サービス事業を展開してきました。現在、ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場においては56.4%のシェアがあり*、約18.6万台の課金カメラが稼働しています(*2022年12月時点)。キヤノンマーケティングジャパンさま、セコムさま、NTT東日本さま、KDDIグループ企業さま、USENさまなど大手企業との業務提携を通じてこのようなマーケットを作り、成長してきました。
労働生産性人口が減少する日本においても、国を挙げてデジタル化を推進しています。当社も、映像プラットフォームの提供による業務のDX化とクラウド映像の利活用を通じた遠隔業務を支援しています。
特にコロナ禍では、あらゆる産業のお客さまから「いかに現場に行かずに業務が進められるか」という課題が挙げられました。現地へ移動することによる感染リスクを最大限に減らすため、多くの企業が推進方法やオペレーションに悩みを抱えていました。しかしながら、この「移動をせずに遠隔で作業ができる」ということは、移動にかかる環境負荷を抑えられる。つまりCO2排出量を削減できるので、当社商品を導入する企業の脱炭素化にも貢献できると考えました。
これは、当社の社会的な価値にもなりますし、商品の環境価値にもつながります。自社商品の差別化はもちろん、社会全体のDX化の支援と、その中で環境価値を進めるためにはデータやファクトの提示が必須となります。そこで、2022年5月からESG推進室を立ち上げました。
早速、自社でCO2排出量の見える化をしようと試みましたが、「そもそもどのように見える化するのか」が一番の課題でした。お客さまからも当社の製品を導入すると移動や工数削減になるので、CO2排出量の削減に役立つというご意見は届いていたものの、それが実際どのくらいの量なのかを具体的な数字に落とすことに難しさがあり、システム導入の検討をはじめました。

実は、「アスエネ(旧:アスゼロ)」を以前から知っていました。日本唯一のCDPのスコアリング・コンサルティングパートナーですので、ルールメイクする側としてサービスを提供している点が高評価でした。およそ10社の中で検討を始め、3社に絞りましたが、CO2排出量の可視化を通じて実施したいことに対する提案の解像度が高く、かつ選定軸として最も重要視していたパートナーシップとしての拡張性も高いことが決め手でした。また、肝心のシステムもスコープ1〜3まできちんと算出できることが魅力で「アスエネ(旧:アスゼロ)」に決めました。
「アスエネ(旧:アスゼロ)」の良いところは、まずUIとUXの使いやすさです。活動量のデータを入れていくとダッシュボードのグラフが変わっていくのが楽しいため、もっと見える化に取り組もうという気持ちになります。請求書のPDFやこれまで算出していたCSV、Excelデータをアップロードするだけでとても楽ですし、エラーがあると知らせてくれるので、正確なCO2排出量が見える化できていると安心します。専門知識やリテラシーがない人でも簡単に活用できるので、システムとしての使い勝手の良さも高く評価しています。
また「アスエネ(旧:アスゼロ)」を活用する上で欠かせないのがコンサルタントの存在です。担当の方からは、我々が見えていなかったゴールを提示しつつ、「今年はここまで取り組もう」という目標設計をしながら支援してもらえています。当社が掲げているゴールから逆算して、現状できていない部分とのギャップをどう中長期的に埋めていくか、という目線へ引き上げていただいています。ESG全体の計画から考えるバックキャスティングという思考も大変勉強になっています。
当社は、2023年がサステナビリティ元年です。初年度が一番大変であろう中、強力な支援体制がいただけることは非常に心強いです。

CO2排出量の見える化は、調達、経理、総務などさまざまな部署を巻き込んで行わなければ推進できません。社内には、企業価値や商品の優位性に繋がる将来のビジョンを共有すると、意識が変わり、協力体制が構築しやすくなります。また経営層へも、国や東京証券取引所などの世の中の動きを伝えた上で必要な施策を報告するとサポートが得られ、推進しやすくなるとわかりました。
当社では、「映像から未来をつくる」をコーポレートビジョンとして掲げています。カメラ映像をクラウド化し、自分のため、社会のために誰もが活用できる映像プラットフォームを提供している背景から、「社会課題を映像データで解決」することが当社におけるESGビジョンだと考えています。
そのためにもまず、当社のCO2排出量を可視化して発信することで製品の意義と環境にも良いサービスとして広く認知され、お客さまに選んでいただくことに繋がればと思います。当社のサプライチェーン上のCO2排出量を見える化し、お客さまのCO2排出量削減にも寄与していきたいです。カ―ボンニュートラル達成に向けたソーシャルグッドな環境をつくり、次の世代にも残していける製品・会社でありたいと考えています。
当社もスタートアップ企業ですが、アスエネとうまく連携することで大企業の経済活動のDX化や脱炭素化をサポートできるのではないかと考えます。規模が大きい企業が脱炭素化できれば社会におけるインパクトはより大きくなります。スタートアップ企業と大企業がうまく協働することにより、日本社会全体のカーボンニュートラルやデータを活用してGXを推進し、ともに未来をつくっていきたいです。
セーフィー株式会社 業種: 情報・通信業 社員数: 353名(2023年1月現在) 住所: 東京都品川区 カメラとインターネットをつなぐだけで、いつでもどこでも映像を確認できるクラウド録画サービスシェアNo.1のサービスを提供。「映像から未来をつくる」というビジョンの元、映像が人々の意思決定に役立つ未来を創造し、企業から個人まで誰もが手軽に利用できる映像プラットフォームを目指す。「映像データであらゆる産業の”現場”をDXする」というビジネスコンセプトを掲げ、小売り、土木・建設、製造、医療などのあらゆる現場のDXを推進している。 ※掲載内容は取材当時のものです。
アスエネ株式会社
営業本部 カスタマーサクセス Leader
田中 秀和
「アスエネ」の脱炭素の専門知識がなくても簡単に利用していただけるシステムをご評価いただき、ありがとうございます。クラウド録画サービスの環境価値を把握し、それを大手企業や自治体のお客さまに開示するために、CO2排出量の見える化に取り組んでいらっしゃいます。スタートアップ企業同士、日本社会全体のカーボンニュートラルやGXをご一緒に推進していけたら幸いです。
コンサル
上場企業
製造業・メーカー
製造業・メーカー
上場企業
小売・卸売
医療ヘルスケア
小売・卸売
上場企業
その他
上場企業
製造業・メーカー
上場企業
製造業・メーカー
上場企業
飲食・宿泊
上場企業
小売・卸売
上場企業
飲食・宿泊
製造業・メーカー
上場企業
金融・保険
上場企業
その他



ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援