株式会社クラウン・パッケージ
製造業・メーカー
営業開発部 部長 島津さま、CSR推進室 主任 八木原さま
公開日: 2025年10月26日
・事業所ごとに調査票の回答をするだけでは全社的な改善アクションにつながらない
・ESG開示のニーズに備えて、取り組みを定量で可視化したい
・ESG評価クラウド導入・ESGの取り組み改善
・ESG評価に対する自社基準を明文化する第一歩に
・ESG活動を自社PRやブランディングにつなげる道筋がたった

当社は愛知県で1962年に創業した、段ボール製造業の会社です。2023年現在、グループ全体で2,100名を超える社員が働いています。主力商品は、段ボールの中でも超極薄のマイクロフルートとそれを活用したパッケージです。マイクロフルートは、商品の個装箱や食品の一次容器にも活用でき、プラスチックと代替可能な素材です。企業向けにオリジナル商品パッケージを作成して販売するビジネスモデルで、大手企業から中小企業のお客さままで幅広く取引しております。
段ボール自体は非常に環境に優しいマテリアルですが、これまでは事業特性を企業PRに活かしきれていませんでした。しかし、今後企業が発展していくためには対外的な発信も必要であると考えていました。東京オリンピックを機にSDGsが注目され始め、大手の取引先企業から調査票の回答を求められることが増えました。そのような背景から、よりESGに関する情報開示や調査票への回答を積極的に取り組んできました。
ところが、調査票に回答をしたとしてもそれに対する評価が戻ってくるだけで、評価をより高めるための具体的な改善案が提示されることはありません。そのため、当社が今後どのようなアクションをとるべきかが不透明でした。また、当社の事業所は全国に9カ所あるのですが、お客さまからの依頼で監査を受けた拠点とそうでない拠点で対応や社員の意識にばらつきが生まれ、統一感がありませんでした。
自社の重要課題(マテリアリティ)や企業行動規範を定めるなど、時代の流れに即した企業経営を目指しておりますが、自社単独でのESG活動には限界がありました。活動をより効率的に底上げするために、各指標の見える化とその後の改善アクションまでを並走してもらえるパートナーを探していました。
当社は元々、CO2排出量の算出をしたいと考えており、その情報を得るために展示会へ行きました。いくつかCO2排出量の見える化サービスがある中で「アスエネ」はシステムが使いやすく、一番コストパフォーマンスもよさそうだというのが第一印象でしたし、担当者の説明もわかりやすく、親身になってくれそうな会社だと感じました。
当社は非上場企業ですが、プライム企業のお客さまがスコープ3を開示していく流れの中で、自分たちも早期に対応しなければサプライチェーンから外されてしまうかもしれないという危機感がありました。スコープ1、2はExcelで管理していましたが、スコープ3をきちんと算出するにはシステムが必要だと思い「アスエネ」を導入しました。
さらに、環境に優しい商品を製造販売する事業特性から、ESG活動にも注力していたので「アスエネESG」にも興味を持ちました。ESG評価サービスは他社とも比較検討をしましたが、「アスエネESG」は日本法人のサービスなのでシステムがわかりやすく、コンサルタントへの質問のしやすさも魅力的に感じました。また、評価だけではなくサポートやアドバイスを受けて改善に繋げられる点は、まさに当社が求めていたことだったため導入を決めました。
超極薄段ボール、マイクロフルートを得意とする当社としては、パッケージに求められる「中身を保護する」という機能を満たしたうえで、どこまで軽量化・小型化できるかにチャレンジしています。また、環境に配慮した紙の開発にも取り組んでいます。新素材開発と新形状開発を進め、CO2排出量の少ないパッケージを開発することで、社会課題の解決につながると考え、より環境に優しいパッケージを追求していきます。当社が研究開発を推進することで、結果的にESG評価にもつながり、持続可能な社会の実現に貢献できる会社でありたいと考えています。
そのためにも「アスエネESG」導入を機に、まずは本社で質問票に回答していくことから始めていきます。自社の現在地点を把握するとともに、ESG経営への意識の底上げをしたいと考えています。「アスエネESG」を導入することで自社の基準を明文化し、それが全社の足並みをそろえるきっかけになればと期待しています。将来的には、どこの拠点でESG観点の監査を受けても、一定の評価が得られるようにしたいですね。
あわせて、自社のESG活動を数値化することで客観的視点からの評価も高めることができ、先々はESG活動がPR、しいてはビジネスに直結するようになれば理想的だと考えています。CSR推進室では、ESG経営推進のKPIを「ビジョン2030」として掲げ、マテリアリティごとにもKPIを定めています。評価後の改善アクションとして、既に導入している「アスエネ」に加えて、「アスエネESG」システムと人的資本コンサルなどによる包括的なサポートに期待しています。今後は、取引先からの要求もより一層強くなっていくと思いますが、先んじて取り組むことでブランディングに繋がり、社会への貢献に繋げていきたいです。
株式会社クラウン・パッケージ 業種: 製造業・メーカー(段ボール) 社員数: 2,296名(グループ全体)、1,879名(単体) 住所: 愛知県小牧市 私たちクラウン・パッケージは「パッケージ文化の創造を通じて持続可能な社会の実現に貢献する」との企業使命のもと、環境に配慮した事業運営や、安全・安心で働きやすい職場づくり、人に配慮した製品の開発に日々邁進しています。CSR経営をより具体的に実現していくための羅針盤として、2021年に重要課題を特定し、CSR基本方針を定めたほか、全社横断的なCSR推進組織を立ち上げ活動を進めています。 ※掲載内容は取材当時のものです。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援