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「アスエネ」導入でリサイクル業界を先行してスコープ3の算定に取り組む

大本紙料株式会社

運輸・倉庫

その他

営業本部 本部長 山下さま、営業推進部 部長代理 若山さま、課長代理 矢野さま、経営企画室 課長 高橋さま、環境開発部 部長 小池さま

公開日: 2025年10月27日

概要

  • 課題

    ・古紙リサイクル業界に先駆けてスコープ3の算定に取り組みたいが、ノウハウがない
    ・リサイクル事業がもたらす環境への効果をうまくPRできていない

  • ソリューション

    ・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
    ・CO2排出量削減の提案

  • インパクト

    ・2024年4月からスコープ3の算定に着手する
    ・社内外へのアピールを強化するためにアスエネとともにプレスリリースを配信予定
    ・ユーザーコミュニティを活用し、他社と情報交換をしながら脱炭素の取り組みを加速

正確性が担保されたデータを活用し脱炭素社会の実現に貢献したい。

大本紙料株式会社

大本紙料は、古紙を始めとした各種資源物のリサイクルおよび廃棄物処理を主な事業としています。社名に「紙料」とあるように、メインの取り扱いは段ボールや新聞、雑誌等のリサイクル可能な古紙です。企業や家庭から古紙を回収・加工したものを、原料として製紙メーカーへ販売しています。また、機密書類の処理や海外への古紙の輸出など、古紙に関する幅広いサービスを展開しています。お客さまは、日本全国にチェーン展開しているスーパーマーケットやドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業や印刷業、また物流会社や各種製造業、官公庁等、多岐にわたります。また、一般のご家庭向けに無人回収所も運営しています。1956年の創業当時から、全国各地で地元業者様とネットワークを培ってきたため、全国で対応可能なことも当社の強みです。

当社のリサイクル事業は、SDGsや環境問題にも直接的に貢献しうるものですが、これまではうまくその点をPRできていませんでした。特に、環境問題のなかでも一番注目されている脱炭素の取り組みとして、リサイクルによって削減できたCO2排出量の貢献量については、いずれ取引先からも求められることになると肌で感じています。いざ求められてから、慌てて準備をするのでは遅いですし、業界で先駆的にCO2排出量の見える化を実現することは、当社のリサイクル事業そのものにも良い影響があるのではないかと考え、企業の社会的責任としてスコープ3に取り組み始めました。

当社の場合は、CO2排出量を見える化するときには、いずれかの企業やシステムと契約しようと思っていました。社内リソースがなかったこともありますが、それ以前に、自社のみでエクセルなどを利用して算定した裏付けのないデータを公表したとしても、信用されずに意味がないと考えていたからです。それであれば、始めから適切な企業と契約し、正確で信頼性が担保されたデータを活用することで、業界をリードしたいと思いました。

スコープ3の算定にはシステムとコンサルが必要不可欠

CO2排出量算定サービスのリサーチを始めた頃は、スコープ1-2のみであれば、自社だけで算定ができるかもしれないと思っていました。しかし、情報収集を進めていくと、当社こそ、スコープ3の算定が必要不可欠と認識しました。政府もスコープ3の見える化・削減を重点に置いていますし、取引先との関係性を踏まえると、事業に大きく関わるスコープ3の算定は外せないと思いました。とはいえ、スコープ3の算定が一番複雑なので、システムと併せてコンサルティングサービスも求めていました。

2023年8月の脱炭素EXPOに参加し、そこで「アスエネ」を知りました。「アスエネ」は、サプライチェーンデータ取得や数多くのグローバルな排出原単位といった精緻なデータで、CO2排出量を見える化できる上に、コンサルティング機能もついています。また、アスエネ代表取締役CEOの西和田氏のウェビナーを拝聴したのですが、脱炭素社会を見据えたアスエネの事業の方向性や金融機関とのアライアンスの考え方に大変感銘を受け、企業が行うべき社会貢献の姿勢にとても共感しました。「アスエネ」の他にも、2社のサービスを検討していたのですが、最終的には排出量削減までの伴走支援が決め手となり、中・長期的にお付き合いできそうな「アスエネ」の導入に至りました。

「アスエネ」を導入してから、まずはスコープ1-2の見える化を始めています。マニュアルを見なくても直感的に使いやすいUI/UXで、活動量データの登録もしやすいと感じています。今後、当初から重要だと考えていたスコープ3を算定するうえでも心強いです。

「アスエネ」のユーザーコミュニティ「Net Zero Community」にも期待しています。他社事例や最新情報の収集、いろいろな方々とのコミュニケーションの場として、これから積極的に活用していきたいと思います。

同業他社と連携しながら、スコープ3の削減に取り組みたい

現在は、当社の脱炭素の目標を立てるために、現状把握としてスコープ1-2のデータ収集や入力を進めています。削減目標が机上の空論にならないよう、今年1年かけて現状を把握しながら、具体的な目標数値を定めたいと思います。CO2排出量算定の担当者だけが見える化に取り組むだけでは意味がありません。社内報で、「アスエネ」を導入して脱炭素への取り組みを開始したことを社員と共有し、全社一丸となって取り組んでいきたいと考えています。次のステップとしては、CO2排出量をWEBサイトで開示して、社員のモチベーションアップにつなげていきたいです。

社内だけではなく、社外への取り組み周知にも力を入れていく予定です。BtoBビジネスを行う当社としては、仮にCO2排出量が削減できても、売上につながらなければ取り組みを継続することはできません。当社のビジネスモデルでは、最もCO2排出量が多いのは運搬過程だと予測できます。見える化の先にある削減のフェーズは、運搬・回収ルート網の見直しや最適化が必要になるだろうと考えています。簡単なことではありませんが、「アスエネ」のデータを活用した社外への発信を強化して、ステークホルダーを巻き込みながら削減に取り組みたいです。

他の業界も然りですが、1社だけで2050年のカーボンニュートラル達成を実現することは不可能です。業界でアライアンスを形成して目標を共有し、ともにスコープ3のCO2排出量削減のために取り組む必要があると考えています。そのためにも、「アスエネ」には、他社の取り組みや最新情報を共有してもらいながら、脱炭素経営の実現に向けて伴走してもらいたいです。2024年4月からは、いよいよスコープ3の算定に着手します。「アスエネ」や取引先としっかりコミュニケーションを取りながら、脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

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企業プロフィール

大本紙料株式会社

大本紙料株式会社 業種: 製紙原料直納問屋・倉庫業・運輸業・産業廃棄物処理業 社員数: 230名 ※2024年3月時点 住所: 兵庫県神戸市 大本紙料は、古紙をはじめとした資源物のリサイクル及び多様な廃棄物の処理を行う企業です。古紙リサイクルにおいては、昭和31年の創業以来、関西一円に直営工場を運営するほか、全国にネットワークを構築し、古紙の安定的な回収・供給を担っております。当社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題のひとつであることを認識し、資源リサイクル及び廃棄物の適正処理を推進しています。 ※掲載内容は取材当時のものです。

担当者のコメント

アスエネ株式会社

営業本部 カスタマーサクセス Manager

脱炭素の目標策定とその達成に向けて、「アスエネ」なら、長期的にご一緒できると評価してくださり非常に光栄です。今後はスコープ3の算定にも取り組まれるほか、Webサイトでの情報発信や「Net Zero Community」でのコミュニケーションにも前向きに検討されています。ISO14064-3に準拠した「アスエネ」での正確な排出量データの見える化・開示についても引き続きご支援してまいります。

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