「お知らせ」GHG排出量クラウドSustanaの事業承継・統合について

「ASUENE」で、40カ国・200超の拠点やM&Aによる事業拡大など、複雑な組織構造にも対応しながら、環境データ管理業務を効率化

ニデック株式会社

上場企業

製造業・メーカー

サステナビリティ推進部長 石橋さま、安藤さま、古本さま

公開日: 2025年10月27日

概要

  • 課題

    ・膨大な製品量を抱え、スコープ3のExcel管理に多大な工数を費やしている
    ・40カ国、200を超える拠点からエネルギー、廃棄物、水のデータを収集して一元管理したい
    ・各拠点へのフィードバックなどにコミュニケーションコストを要している

  • ソリューション

    ・CO2排出量見える化SaaS

  • インパクト

    ・スコープ1-3を効率的に算定することができる
    ・400名以上のユーザーが一覧となり、権限などの管理がしやすい
    ・UIが直感的でわかりやすいため、担当者が容易にCO2排出量算定を進めることができる

M&Aによる拠点増加と海外への事業拡大で、CO2排出量算定業務の効率化が喫緊の課題に

ニデック株式会社

ニデック株式会社は、「世界を動かす。未来を変える。」をコンセプトに、モータの開発、製造、販売をしています。当社のモータは、自動車(EV社のエンジンやシートの稼働箇所、パワーウインドウ、ハンドルのステアリングなど)や家電やIT・電子機器、産業機器など、皆さまが一度は目にする身の回りの様々な場面で使用されており、世の中になくてはならない存在です。

当社は、社会の環境問題に対応するため、2004年度から3年ごとに環境保全活動中期計画を策定し、取り組みを進めてきました。2021年には中期戦略目標「Vision 2025」で「ESGで評価される企業に!」をメッセージに掲げ、2022年4月に環境経営を推進する専門部門として、環境統括部を新設しました。当時の環境データの回収率は約50%であり、まずは全世界約40カ国、200以上の拠点のデータ収集を徹しました。

今後のM&Aにより、算定範囲となる拠点が増える可能性を考えると、当時使用していたシステムやExcel管理には限界がありました。拠点数の増加を見越して、データ収集をさらに効率化させる必要があり、各拠点からのデータを一元管理できるシステムの導入を検討するようになりました。

「ASUENE」を使用して、効率的なデータ収集と見える化を図る

ニデック株式会社

当社は、プライム上場企業であり、CO2排出量の開示が義務付けられています。しかし、スコープ1-2しかシステム上で算定できず、スコープ3はExcelで算定していました。より精緻かつ効率的にスコープ1-3まで算定可能なシステムを探していました。

2023年、「ASUENE」が機能拡充して、CO2だけでなく、廃棄物や水などの環境データ管理も可能となり、多言語に対応していることを知りました。他の大企業やスタートアップ、日系から外資系企業まで、約10社で比較検討を行った結果、「ASUENE」が当社の課題解決に最も適していると判断し、導入することを決定しました。

40カ国200以上の工場からデータを収集する必要があり、誰でも直感的に理解できるインターフェースが決め手の1つとなりました。「ASUENE」は、燃料消費、電力量などを入力すると、CO2排出量がダッシュボードで見える化され、一目で把握することが可能です。CO2排出量が即座に可視化されるため、使いやすさだけでなく、各工場の担当者が当事者意識を持ちやすくなったことが良かった点です。

また、ユーザー管理も格段に楽になりました。当社では拠点ごとに登録者と管理者の2名をユーザーとして登録します。「ASUENE」では、ユーザーが一覧となり、管理権限などを簡単に操作することができ、とても便利だと感じます。

今年の10月から各拠点に展開するために、CO2排出量に関する理解が足りない部分を補足しながら運用の準備を進めています。

高効率モータや水冷モジュールなど、CO2排出量削減に貢献する製品開発で、脱炭素化を目指す

ニデック株式会社

最近、取引先より、気候変動対策の現状と目標、CO2排出量削減に向けたロードマップの開示や、CFP(カーボンフットプリント)の算定を求められることが増えてきました。まずは、現在の課題やどんなアクションが必要であるかを把握するため、「ASUENE」で現状の見える化からスタートしました。

見える化したデータは、当社ホームページやCDPを通してお客さまへ開示していますが、それ以外のステークホルダーとも積極的にコミュニケーションを取っていく必要があると考えています。スコープ3のサプライチェーンの算定には、お客さまからの情報も不可欠です。今後は、スコープ3の見える化と削減に向けて、お客さまやサプライヤーに働きかけてパートナーシップを結び、世界を動かしていきたいと考えています。

当社は2024年3月に、2050年度までにスコープ1-3でネットゼロを目指す長期目標を発表しました。2011年にIEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)が発行した論文によると、世界で使用される電力消費量の半分はモータの電力によるものだとされています。世の中では、電力を動力に変えるためにモータが使われており、それが大量の電力消費に繋がっている状況です。当社は、「より高効率なモータの開発」、「資源の使用量や輸送時の負担軽減」を進めることで、次世代の暮らしを守っていきたいと考えています。現在、当社ではデータセンター向けの水冷モジュール開発を強化しています。デジタル社会ではデータセンターの冷却システムが必要不可欠ですが、水冷モジュールは従来の空冷ファンと比べて、消費電力を削減することができます。このように、CO2排出量削減に寄与する製品、ソリューションを通じて気候変動対策に貢献し、豊かな社会の実現に貢献していきます。

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企業プロフィール

ニデック株式会社

ニデック株式会社 業種: 精密小型モータ、車載及び家電・商業・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品、その他の開発・製造・販売 社員数: 連結101,112名(2024年3月末現在) 住所: 京都府京都市 ニデックはモータ事業を中心に「回るもの、動くもの」に特化したソリューションを手掛ける「世界No.1の総合モーターメーカー」です。世界46カ国、約340社のグループ会社が持つそれぞれの技術力を活かした精密小型から超大型までの幅広いラインナップの製品はIT機器や自動車、二輪車、商業、産業をはじめとする様々な分野に採用されています。今後も当社は軽薄短小、効率化技術で世の中に無くてはならない製品・ソリューションを圧倒的スピードで提供していきます。 ※掲載内容は取材当時のものです。

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