株式会社マリオン
上場企業
建設・不動産
取締役 経営企画部長 ミドルオフィス部長 サステナビリティ委員会 委員長 武藤さま、プロパティマネジメント部 プロパティマネジメントグループ 伊勢さま
公開日: 2025年10月3日
・CO2排出量の見える化ができていない
・各物件で取り組んでいるLED照明の切り替えや太陽光発電などの削減効果を定量で把握できない
・同業他社の取り組みを知る機会がない
・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・CO2排出量と取り組みにおける削減貢献量を見える化し、他社優位性をアピール
・ステークホルダーからの信頼性を高め、企業価値をあげる

当社は主に3つの事業を行っており、その1つが不動産賃貸業です。エリアは東京23区が中心ですが、当社の特徴としては、地方公共団体の東京事務所などに勤める職員が入居する宿舎として、地方自治体に物件を貸している点が挙げられます。地方公共団体向け賃貸物件では、洗濯機・冷蔵庫・電子レンジの貸与のほか、毎朝、勤務先へのバスを2便運航するサービスも行っており、現在では85自治体、252部屋を契約していただいています(2023年10月時点)。一般の方が対象の賃貸業も行っておりますが、各地方自治体のニーズに応じたサービスを提供している点は他社とは異なります。ほかには不動産証券化事業、不動産売却業も行っています。2018年9月に東証スタンダード市場へ上場した、38期目を迎える会社です。
2022年4月にサステナビリティ委員会を発足し、マテリアリティ特定を行うなどの取り組みを行っていました。賃貸物件においてもLED照明の設置や電子ブレーカーの導入、置き配サービス・宅配ボックスによる再配達減、電動マイクロモビリティポート設置によるCO2排出量の削減にも努め、細々ではありますが算出もしていました。
しかし、当社は従業員24名のため一人一人が様々な役職を兼務しています。サステナビリティやCO2排出量の削減の専任担当者を設けることもできておらず、CO2排出量の算出をするにとどまり、社会インパクトの見える化までは至っていませんでした。またLED照明の導入をはじめとする取り組みの環境への貢献度も把握できておらず、数値化するにしてもどうすればいいのかもわかっていない状態でした。

そのような課題を抱えていたところ、取引先の金融機関から、CO2排出量の算定システムの導入を勧められましたが、それは当社の予算とは折り合いませんでした。同様のサービスがないか調べたことが「アスエネ」を知ったきっかけです。「アスエネ」を活用すれば、それまで取締役会などで「LED照明を設置しました」「電子ブレーカーを導入しました」と報告することしかできなかった現状が改善され、どれくらいCO2排出量の削減ができたのか具体的な数字を開示できるようになると考え、導入を決めました。同様のサービスを4社ほど比較検討しましたが、「アスエネ」に決めた理由はシステムの使い勝手とコストです。
とくに当社のような少人数の会社にとって、算定業務の手間や工数はとても重要になります。「アスエネ」は、電子帳簿保存法のPDFデータをアップロードするだけで排出量が見える化できます。電気やガソリン代などの活動量データだけで自動でCO2排出量を見える化でき、手動で入力する手間がかからないことは当社にとって非常に魅力です。
また昨今、環境に配慮された住宅設備も多数発売されています。「アスエネ」で自社の現状の排出量を見える化できた後には、「この設備に変えることで、CO2排出量を何%も削減ができるから購入してほしい」と具体的な数値を示せるようになります。社内稟議で正確なデータを出し、スムーズに協議できるようになると、当社のCO2排出量削減がさらに進められると期待しています。

「アスエネ」を導入してまだ間もないですが、システムもコンサルティング担当の説明もわかりやすく助かっています。当社は上場している以上、CO2排出量の開示と、削減できる部分は改善が求められます。まずは当社の賃貸物件を含めて1年間の活動量データを収集してCO2排出量の見える化を行い、中長期の削減目標を立てていきたいと考えています。
不動産賃貸業では上場している企業がそれほど多くないため、同業界の取り組みを知る機会が少ないのも課題です。今後は、他社がどのように「アスエネ」を活用しているのか、不動産業界が行っているCO2排出量削減の取り組みなど、アスエネが持っている知見を得ながら、より持続可能な環境への貢献に向けて取り組みたいです。
そのうえで、LED照明や宅配ボックスの設置、電動マイクロモビリティのシェアリングサービスのポート導入など各物件で行っている、CO2排出量削減の取り組みの貢献度を数値化し、自社のPRにもつなげていきたいと考えています。なぜなら、当社が率先してCO2排出量とその削減貢献量を開示していくことで、他社に対する優位性をアピールできるからです。WEBサイトや資料などでCO2排出量削減の取り組みによる環境貢献度のPR開示は積極的に行っていく計画です。
当社は「不動産のサービスで、サステナブルな社会に貢献する」をビジョンに掲げています。気候変動の影響で、日本は今、四季のリズムに異変が起きています。当社の取り組みが気候変動の抑制に微力ながらも貢献して、次世代が住みやすい環境を残すことにつなげていきます。
株式会社マリオン 業種: 不動産賃貸事業、不動産証券化事業 社員数: 24名 住所: 東京都新宿区 不動産を通して、快適な暮らしのための不動産賃貸事業と不動産証券化事業を提供します。不動産を保有・管理・賃貸することで、お客様にここちよい居住空間をつくり出しています。不動産特定共同事業法に基づき、所有不動産の証券化も行っています。安心できる将来像と快適な老後に備えて、お客様に評価いただけるサービスを提供してまいります。
アスエネ株式会社
営業本部 カスタマーサクセス Manager
不動産賃貸業におけるCO2排出量の見える化について、お話をいただきありがとうございました。CO2排出量の算定だけでなく、環境への貢献度可視化にも「アスエネ」のデータを活用いただいています。CO2排出量算定業務の手間・工数を削減するだけでなく、「不動産のサービスで、サステナブルな社会に貢献する」というビジョンの達成に向け、引き続き「アスエネ」が伴走支援してまいります。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援