「お知らせ」GHG排出量クラウドSustanaの事業承継・統合について

CO2見える化を通じて、次世代に持続可能な商業を残す

兼松株式会社

上場企業

小売・卸売

企画部長兼サステナビリティ推進室長 近藤さま、サステナビリティ推進室 池田さま、経営企画室 GXアクセラレーター 橋岡さま

公開日: 2025年10月2日

概要

  • 課題

    ・CO2排出量の可視化におけるノウハウが不足
    ・100社以上のグループ会社やサプライチェーン排出量の見える化に取り組みたい
    ・CO2排出量見える化SaaS&SXコンサル導入

  • ソリューション

    ・CO2排出量見える化SaaS&SXコンサル導入
    ・CO2排出量削減施策の提案

  • インパクト

    ・データ収集&入力のロジック策定や作業工数の削減と適正化
    ・導入2カ月でScope3の算定をし始められるスピード感

環境負荷の少ない事業が強み

当社は、商社で卸売業に分類されます。今は6つの事業部門を持っており、主に、電子・デバイス、食品、畜産、食糧、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空を中心とした幅広い事業領域で、様々な商品の取り扱いやサービスの提供をしています。長年事業を行っている中で、比較的、環境負荷の少ない事業を取り扱っていることが強みであると思っています。

近年、環境に対する要請は強まり、とりわけ気候変動がもたらす事業へのリスクと機会の分析に関する重要度は増しています。事業活動を長期的に継続するためには、その事業における環境負荷についても同時に考える必要があると言えます。

商社のビジネスモデルのひとつにサプライヤーや取引先、時にはビジネスパートナーを交えたサプライチェーンを構築することがあります。製造過程、輸送、保管、販売など、長いサプライチェーンの中で関係者が多岐にわたりますが、その中に一部でも環境負荷の高い部分があると、永続的にビジネスをすることにおいてリスクとなり得ると考えています。サステナブルコーヒーの取り扱いやインドネシアなどにおける森林保全のような環境に配慮した取り組みを長年にわたり続けていることは当社の強みである一方、それらの活動を一元的に取りまとめる部署がなく、脱炭素社会実現の潮流もあり、2020年4月にサステナビリティ推進室が発足しました。環境負荷の高い事業を展開する多くの事業会社が、気候変動がもたらすリスクにさらされている中、いち早く脱炭素社会に向けた動きを加速し、さらにサプライチェーン全体に広めていくことを目指し、本格的にCO2排出量の可視化に取り組み始めました。

当社では元々、脱炭素のソリューションを持っており、カーボンニュートラルの取り組みを行っていました。Scope1、2だけであれば、Excelなどの表計算ソフトを使ってなんとか算定できますが、商社として、Scope3、特にサプライチェーン全体の見える化を手作業で行うには限界があると考えました。また、今後、当社単体からグループ各社へと繋げていくことを考えたとき、早期にCO2見える化のシステムを導入するべきだと思いました。

システムとコンサルティング、両方の提供が決め手

「アスエネ(旧:アスゼロ)」は展示会で知りました。他社と比べてプロダクトがきちんと作られている印象があったこと、CO2排出量の可視化システムだけでなく、コンサルティングもあることが大きな魅力でした。

当社には連結子会社が100社以上、サプライヤーが何万社とありますが、Scope3の何から手をつけたらわからないという課題がありました。カテゴリが15個もある中で、取り組みやすいもの、すぐにできそうにないものがあります。我々には、算定方法はもちろんのこと、どう進めたらいいのかなどのノウハウが全くなかったので、専門家に相談し、正しい考え方と算定方法を教えてもらい確実に習得したいと考えました。今後、グループ会社へ展開していく際にも、専門家と共に取り組んでいると伝えた方が、推進しやすいと考えています。

また、パートナーの人柄の良さも大切だと思います。脱炭素化への取り組みは、継続的に行っていかなければなりません。その中で営業やコンサルティング担当の方と方向性を共感することができるか、気が合うか、また安心して相談できるかなどは、システム選定においてポイントの一つだと思います。実際、定期的な面談や、質問にすぐに回答してくれるのは非常にありがたいです。CDP気候変動コンサルティングパートナーとして専門的な知識を持っており、かつ丁寧にフォローをしていただけるコンサルティングチームがいることが、アスエネを選定した理由です。

システムも、脱炭素領域に詳しくなく、デジタルが得意でない担当でも直感的に使えて、痒いところに手が届きます。大体の企業は、何をすればCO2が見える化できるのかわからず、取り組めていないと思っています。このシステムはカンタンだと伝えれば、はじめの一歩を踏み出せますよね。グループ会社やサプライヤーに展開するときにも一番のポイントになります。

2カ月でScope3の算定をし始められるスピード感

導入後のオンボーディングでは、1から丁寧に教えてもらって進めていきました。私たちもCO2排出量について勉強していたつもりですが、基礎知識でも知らないことが多かったため、網羅的に教えてもらい助かりました。

本社では、電気とガスの排出量がメインなので、それほど工数もかからず可視化できていますが、Scope3などの算定を進めていき関係者が増えていくと、データ入力のミスや工数削減のメリットを感じやすくなると考えています。また、データの正確性やコンサルティング、可視化までのスピード感が今後さらに求められると考えています。

「アスエネ(旧:アスゼロ)」には、勉強もかねて1日1時間程度触れています。ほぼ一人で動いていますが、算定ロジックを考えなくて良いので、データ収集のフロー整備と入力に時間を作れています。導入して2カ月経ちましたが、すでにScope3の4つのカテゴリを算定できているのはすごく早いですし、自社だけではできていないと思います。グループ企業では、1人体制でやらなければならない場合もあるので、なるべく負荷を減らし、カンタンに見える化できるシステムが必要不可欠です。CO2の見える化において、スピードとシステムのバランス、データの信頼性は本当に大事だと考えており、それらが備わっているのは「アスエネ(旧:アスゼロ)」だと考えています。

日本の商業を守るためにも、脱炭素経営に尽力する

今、当社の事業は持続可能であり環境負荷の少ないものが多く、それらの事業を中心に成り立っています。環境にやさしいビジネスを継続できるように、サプライチェーンを責任持って守りたいです。環境への配慮はもちろんのこと、お客さまと一緒に長く事業を続けていきたいと考えています。

また、日本の商業を通して、次世代に何が残せるかは、商社である当社のテーマであると思っています。これまでも社会貢献や寄付などに取り組んできましたが、次世代に持続可能な商業を残すために、環境問題の解決は避けて通れないと思います。当社は商社の中でも先陣を切って、脱炭素社会の達成に向けて尽力していきます。

役立つ無料ガイド集​​

まとめて資料請求

企業プロフィール

兼松株式会社

兼松株式会社 業種: 総合商社 / 小売・卸売業 社員数: 7,446名(2022年3月31日現在) 住所: 東京都千代田区 1889年創業、豪州からの羊毛輸入を祖業とし、時代の流れとともに事業を拡大、現在6つの営業部門と101のグループ会社で事業を展開する商社。創業者が大切にしていた開拓者精神や、国際社会のために貢献するという「志」は、今も兼松グループに受け継がれている。マテリアリティとして「持続可能なサプライチェーンの構築」「脱炭素社会に向けた取組み」「地域社会との共生」を掲げ、2025年までにScope 1,2でカーボンニュートラル、それ以降は削減貢献量を拡大しカーボンネガティブを目標とする。 ※掲載内容は取材当時のものです。CO2排出量の可視化におけるノウハウが不足 100社以上のグループ会社やサプライチェーン排出量の見える化に取り組みたい サプライヤーが何万社もあり、自社だけでScope3の算定は困難

担当者のコメント

萩原 康仁の写真

アスエネ株式会社

アスエネ事業部 General Manager

萩原 康仁

商社として「アスエネ」でどのように排出量を見える化しているかをお話しいただき、ありがとうございます。サプライヤーが何万社とあるなかで、「アスエネ」導入後2カ月でスコープ3の算定に取り掛かるスピード感に意気込みを感じております。また、当社のパートナー企業として削減のソリューションのご提案にもご尽力いただいており、カーボンニュートラル達成に向けてご一緒できていることを、非常に心強く思っています。

導入事例の資料請求はこちらから

ランキング

  • 上場企業

    飲食・宿泊

    製造業・メーカー

    株式会社伊藤園

    「アスエネ」の活用で、数年後の情報開示規制や海外グループ会社への算定範囲の拡大へ対応するための体制が整った

    従業員数: 5001名〜

    人気ランキング 1位
  • 上場企業

    製造業・メーカー

    ローム株式会社

    「アスエネ」の気候変動コンサルティングでCDPの回答工数を大幅削減。ICPや再エネ導入などの取り組みを加速

    従業員数: 2001〜5000名

    人気ランキング 3位

PICK UP

  • 上場企業

    製造業・メーカー

    ニデック株式会社

    「ASUENE」で、40カ国・200超の拠点やM&…

    従業員数: 5001名〜
  • 製造業・メーカー

    株式会社ロッテ

    「アスエネ」で算定を効率化して、CO2排出量の削減…

    従業員数: 5001名〜
  • 上場企業

    小売・卸売

    医療ヘルスケア

    株式会社ツルハホールディングス

    2,600店舗のCO2排出量を1人で算定。小売業と…

    従業員数: 5001名〜
  • 小売・卸売

    UCCジャパン株式会社

    グローバルに点在する拠点を一元管理し、サプライチェ…

    従業員数: 5001名〜
  • 上場企業

    その他

    小田急電鉄株式会社

    信頼性の高い「アスエネESG」の活用で、2030年…

    従業員数: 2001〜5000名
  • 上場企業

    製造業・メーカー

    株式会社伊藤園

    サプライヤーを「アスエネESG」で調査。公正、客観…

    従業員数: 5001名〜
  • 上場企業

    製造業・メーカー

    株式会社スノーピーク

    サプライチェーンを巻き込み、「アスエネESG」で見…

    従業員数: 501〜2000名
  • 上場企業

    飲食・宿泊

    株式会社コメダホールディングス

    全国と工場のCO2排出量を見える化し、カーボンニュ…

    従業員数: 501〜2000名
  • 上場企業

    小売・卸売

    兼松株式会社

    CO2見える化を通じて、次世代に持続可能な商業を残…

    従業員数: 5001名〜
  • 上場企業

    飲食・宿泊

    製造業・メーカー

    株式会社伊藤園

    「アスエネ」の活用で、数年後の情報開示規制や海外グ…

    従業員数: 5001名〜
  • 上場企業

    金融・保険

    GMOペイメントゲートウェイ株式会社

    適切なCDP回答を通じてステークホルダーへ気候変動…

    従業員数: 501〜2000名
  • 上場企業

    その他

    株式会社イオンファンタジー

    国内677店舗のCO2排出量見える化・開示には、工…

    従業員数: 5001名〜
CO2見える化のお役立ち資料
  • CO2排出量Scope1-3算定の
    基礎解説ブック
    • ・ サプライチェーン全体・Scope1-3の見える化が求められている背景
    • ・ Scope1-3算定を取り組むメリット
    • ・ Scope3算定手順、4つの算定ステップ
    資料をダウンロードする
  • イチから学ぶ
    環境基礎資料
    • ・ 気候変動・地球温暖化の基礎資料
    • ・ 企業がSDGs・脱炭素を取り組む意義
    • ・ 脱炭素経営を促進する基本手法
    資料をダウンロードする
  • アスエネ活用
    事例ブック
    • ・ 各社が抱えていたCO2算定・削減課題
    • ・ 「アスエネ」を採用した理由
    • ・ 「アスエネ」の導入効果
    資料をダウンロードする
ONESTOP SOLUTION

アスエネの
脱炭素ワンストップ
ソリューション

ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。

【コンサルティングサービス】

TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援

資料を無料でもらう | サステナブル経営推進役立ちコンテンツ