原田産業株式会社
小売・卸売
製造業・メーカー
執行役員 坂野さま、クリーンテクノロジーチーム 李さま
公開日: 2025年10月27日
            
                                                                ・CFPの算定をExcelで行っていたため、とても手間がかかる
・当社仕入先のCFP算出に必要な一次データの取得をしたい
・算出データの見える化と蓄積・管理ができるようにしたい                                                            
                                                                ・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案                                                            
                                                                ・「アスエネ」を活用すると、次年度からは、さらに効率的に見える化が可能
・担当者全員がCFPの算定をできるようになった
・CO2排出量算定とCFPの算定をワンストップで取り組む環境が作れた                                                            

原田産業株式会社は、エレクトロニクス(半導体)や液晶、造船、食品、など幅広い業界向けに、商品やサービスをグローバルに展開する総合商社です。創業は1923年で、昨年、100周年を迎えました。シンガポール、台湾、韓国、フィリピン、ベトナム、中国、タイ、ドイツの8カ所に海外拠点を持っており、国内外問わずニッチな事業を展開しています。現在、営業部門は13のチームに分かれており、そのほとんどがBtoB事業です。
当社の強みは、製造業のお客さまの必要不可欠な素材・製品を提供している点です。例えば、半導体・電子部品の製造においてはパーティクル(微粒子)管理が厳しくクリーンでなければならないため、使用する手袋は非常に重要であり、その手袋を自社オリジナルブランドとしてグローバルに供給しております。
スマートフォンに内蔵されている電子部品を製造する工場で使用する消耗副資材や静電気を中和するイオナイザーも当社が提供しております。
「当社の製品がなければ製造ができない」というニッチな製品を提供しているのです。当社は、企業理念に「自らが挑戦者として最高の一手を共創する変革のパートナーであり続ける」ことを掲げています。事業環境が激しく変化するなかで、お客さまの多様なニーズに応えていくという姿勢は、創業100年の時を経た現在も継承されています。
また、事業展開だけでなく、社会に貢献していこうという「SPIRIT」も同時に引き継がれています。会社を設立した直後に、関東大震災が発生し、復興に努めるため、米国メーカーから板ガラスを輸入し、倒壊した家屋の立て直しに貢献したところから、当社の事業は始まっています。
この「SPIRIT」を形にすることで、SDGs達成の一助になればと思い、2021年4月、社内にサステナビリティ推進会議を設置しました。現在、13の営業チームは4つの重要課題(循環型社会への貢献、イノベーティブなビジネスの推進と創造、自然環境保護と健康的なライフスタイルの促進、働き方改革・健康経営の推進) を遂行するため、毎年SDGsに取り組んでいます。
「アスエネ」を導入する以前は、ある大手コンサルタント企業にCFP算定支援をお願いしていました。コンサルのおかげで、CFP算定までの一連の流れは理解できましたが、一項目ずつExcelで入力するのに大変手間がかかっていました。CFP算定は、6名で構成された3R(Reduce、Reuse、Recycle)推進連絡会で行っているのですが、担当者それぞれが算定をできる状態にするためにも社内浸透が課題でした。また、CO2排出量算定では、当社仕入先のCFP算出に必要な一次データの取得する必要がありました。

また、CO2排出量に関しても、リーズナブルな価格で定期的にコンサルティングを受けることができ、かつ操作方法がわかりやすいクラウドサービスを探していました。市場調査として参加した二次電池展でアスエネの西和田代表にお会いしたのが、「アスエネ」を知ったきっかけです。他にもクラウドサービスはありましたが、偶然にもLCAエキスパート養成塾で同期だった西和田さんが起業した背景を聞き、彼の熱量に共感しました。
4社ほどサービスを比較検討しましたが、「アスエネ」はCO2排出量の見える化だけでなく、LCA手法も用いてCFPの算定支援をしてもらえる点に興味を持ちました。なぜなら、まさに、当時、私たちが抱えていた課題が解決でき、社員間で情報を一元管理できるサービスだったからです。また、当時はCO2排出量見える化とCFPの算定支援の両方を提供するクラウドサービスは他になかったので、「アスエネ」の導入を決めました。
初めて「アスエネ」のUIを見た時に、入力画面がシンプルで、使い勝手もいいと思いました。実際に使ってみると、初めに活動量や排出係数などを項目に入力するのは大変ですが、一度入力してしまえば、次年度からは自動で反映されるので大変便利です。
私は、営業をしながら、CFPの算定にも取り組んでいるので、日々時間の使い方を工夫する必要があるのですが、「アスエネ」のおかげで工数が大幅に削減されて助かっています。また、「アスエネ」のコンサルタントは詳しい知識を持ちながらも、当社のレベルを理解した上でわかりやすく噛み砕いて説明してくれるので、スムーズに理解できます。
当社がお付き合いをしているトップ企業からは、製品を製造した際のCO2排出量の削減についても細かく指示があります。メーカーの場合、自社工場で発生したCO2排出量を把握してスコープ1-2の削減に取り組みますが、当社のような商社は、CO2排出量を削減するためには取引先との良好なパートナーシップを結ばなければいけません。
そこで、当社は取引先と協働し、太陽光パネルの設置などの提案をして、CO2排出量の削減を目指しています。商社の立ち位置で3Rの商品をお客さまに提供することで、サステナビリティを推進しているのです。お客さまのニーズに応えるためにも、そして社会貢献の「SPIRIT」をつないでいくためにも、「アスエネ」を活用して、CO2排出量算定・CFP算定・3R活動推進に取り組んでいきたいです。

「アスエネ」を導入したことで、3R推進連絡会の6名それぞれがCFPを算定できるようになりました。次のフェーズとして、現在は2025年9月にSBT認定を取得することを目指しています。上場か非上場かに関係なく、企業として生き残るためには会社の姿勢を示していく必要があると考えているからです。また、SBT認証を取得することで、ビジネスと社会貢献の両輪を回していきたいという思いがあります。「アスエネ」にはパートナーとしての支援に期待しています。
実際にSBT認証を取得後は、PRにも力を入れていきたいです。SBT認証取得という評価を得ることができれば、当社の取り組みを広く知ってもらう機会を作ることができます。当社の姿勢やメッセージを、SBT認証取得という事実と共に発信することで、当社の企業価値を向上させたいです。
また、この目標設定には、社員へ向けたメッセージの意味合いもあります。グリーンウォッシュではなく実体を伴った取り組みにするには、全社員を巻き込んでいく必要があります。「SBT認証取得」という目標を掲げることで、組織に一体感を持ってもらいたいですし、実際に取得できれば、皆が自社に誇りを持てるはずです。
当社は、“すべては、挑戦から。” という企業スローガンを掲げています。このスローガンには、創立100周年を機に社員一人ひとりが挑戦していこうという強いメッセージが込められています。CO2排出量やCFPの算定と開示は、あくまでも挑戦のひとつにすぎません。「アスエネ」には、パートナーとしてぜひ知見やリソースをお借りしたいです。当社が思い描く”いい会社”とは、挑戦に満ちた日常で社員が楽しく、喜びと誇りを持って働き続けられる会社です。そのために、今後も、当社が社会に貢献できることがあれば積極的に挑戦していきたいと思います。
                                原田産業株式会社 業種: 商社、卸売業 社員数: 198名 住所: 東京都千代田区 原田産業は「造船・海洋」「建設・インフラ」「エレクトロニクス」「ヘルスケア・ライフサイエンス」「食」「生活」の6事業を柱として、バランスの取れた堅実経営でビジネスを展開しています。既存の6事業分野への投資と収益拡大を通じて安定した経営基盤を築きつつ、未開拓の事業分野への挑戦にも取り組み、さらなる事業拡大を目指しています。 ※掲載内容は取材当時のものです。
                コンサル
                
            
                上場企業
製造業・メーカー
                
            
                製造業・メーカー
                
            
                上場企業
小売・卸売
医療ヘルスケア
                
            
                小売・卸売
                
            
                上場企業
その他
                
            
                上場企業
製造業・メーカー
                
            
                上場企業
製造業・メーカー
                
            
                上場企業
飲食・宿泊
                
            
                上場企業
小売・卸売
                
            
                上場企業
飲食・宿泊
製造業・メーカー
                
            
                上場企業
金融・保険
                
            
                上場企業
その他
                
            
                
                
                ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。

                                        

アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。

                                        

ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現

                                        

アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

                                        
                        アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。
                    


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援