「お知らせ」GHG排出量クラウドSustanaの事業承継・統合について

「アスエネ」で、CO2排出量見える化の業務を効率化。サプライチェーンを巻き込み脱炭素化の推進へ

新日本空調株式会社

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建設・不動産

算定結果活用

事業成長・売上貢献

少人数でのサステナビリティ対応

工数削減

CO2排出量算定

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業務効率化

経営企画室 企画・サステナビリティ推進部 課長補佐 長峯さま、経営企画室 企画・サステナビリティ推進部 瀧田さま、経営企画室 企画・サステナビリティ推進部 部長 上野さま

公開日: 2025年10月27日

概要

  • 課題

    ・CO2排出量の算出に時間と労力を要している
    ・排出源の特定・分析・削減検討・効果検証が不十分
    ・サプライチェーンの情報収集、今後の新たなことにも取り組んでいきたい

  • ソリューション

    ・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサルティング導入
    ・CO2排出量削減の提案

  • インパクト

    ・見える化したCO2排出量のデータは信頼性が高く、改正や制度変更への即応性が高い
    ・CO2排出量の見える化により、排出源の特定、分析、削減対象の検討が可能になる
    ・CO2排出量のデータを分析して、今後の方針策定や改善アクションに注力できる

環境データを経営戦略に活用したい

新日本空調株式会社

新日本空調は、ウィリス・キヤリア博士が発明した『空調(air conditioning)』から始まります。米国キヤリア社が、1930年(昭和5年)に当社の前身である「東洋キヤリア工業株式会社」を設立、その後、1969年(昭和44年)にその工事事業部門から分離独立して、「新日本空調株式会社」としてスタートしました。「技術のキヤリア」として、世界を席巻した高い技術力とパイオニア精神は創立時から現在に脈々と受け継がれています。日本の空調設備のパイオニアとして、空調設備工事業界では数少ない東証プライム上場企業です。 当社は、創業以来、国内外で空調設備を手がけてきました。生活に身近なオフィスや商業施設等をはじめ、デジタル社会を支えるデータセンター・半導体工場、さらには交通の要となる空港・駅などさまざまな分野に数多くの導入実績があります。 また、他社に先駆けて建物の空調設備サイクルに注目してきました。一般的に空調設備の耐用年数は、15~20年程度と言われています。空調設備の更新は、建物をそのまま利用しながら空調設備を一新し、環境負荷の低減と快適性向上の両立を実現し、さらなる省エネルギー化とCO2排出量の削減を進めることによって、お客様の建物の付加価値を高めてきました。 当社は、地球温暖化や労働環境、情報セキュリティなど将来起こりうる変化やその先の見通しに対して、柔軟かつ機敏に対応できる企業グループでありたいと考えています。そして、2030年を節目とした当社グループの長期経営方針となる10年ビジョン「SNK Vision 2030」を定めました。その基本戦略のもとに中期経営計画を策定し、持続可能な地球環境の実現と、お客様資産の価値向上に向け、ナレッジとテクノロジーを活用するエンジニア集団を目指すことを基本方針としています。 そんな中、CO2排出量見える化という業務は必要不可欠であり、システム導入の流れは必然だったものと思います。企業を取り巻く環境は、外部からの取り組み開示の要請も増え、各事業部からだけでなく、サプライチェーンまでのデータ収集とレポーティングや開示をすることに手間と時間がかかっていました。本来であれば「SNK Vision 2030」で定める環境データの分析や今後の方針決定など、CO2排出量削減のためのアクションに時間をかけたいところです。そこで、システムを導入することで、各事業部からのデータ収集を効率化・一元管理して、環境データを経営戦略にまで活用したいと考えました。

「アスエネ」の脱炭素ワンストップソリューションで脱炭素経営の実現を加速

新日本空調株式会社

当社は元々「アスエネ」の「CDP回答コンサルティング」と「SBT認定取得支援」のサービスを受けているので、「アスエネ」と関わりがありました。その中で、「アスエネ」のシステム導入は、各社のシステムと比較検討し、業界最大手で導入実績No,1であること、国内のみならず、海外における再エネ・非化石証書の取り扱いにも対応している点も決め手でした。さらに今後、持続的なサプライチェーン調達を実現するため、ESGデータとの連携など、将来的な施策への対応が可能ということもあり「アスエネ」の導入を決定しました。 「アスエネ」は脱炭素・ESGに関する包括的なサービス展開をしており、「アスエネESG」や「Carbon EX」など、見える化した先の取り組みでもサポートしてもらえる点がポイントでした。また、「アスエネ」の各サービスをデータ連携できるため、CO2排出量の削減、オフセット、ESGの取り組みなど拡張性がある点も魅力的でした。「SNK Vision 2030」で定めた目標達成のために、脱炭素の領域において様々な場面で活用していけるのではないかと思います。 現在は、「アスエネ」を2025年度から本格稼働させるための準備期間として、2021年度まで遡って、スコープ1-2のガソリンや電気、重油・軽油などのデータを入力しているところです。「アスエネ」は活動量データを入力すると即時にCO2排出量が算定されてダッシュボード画面に表示されます。これらのデータはグラフ化され視覚的にもわかりやすいものになっています。 当社は、メーカーではなく、各製品を購入して工事で取り付けてお客さまに提供しています。特にスコープ3の中でもカテゴリ11の割合が多く、その算出は少し複雑になっていますが、「アスエネ」と二人三脚で、見える化に取り組んでいきます。

建物の省エネルギー・省CO2の「ラストワンマイル」を担う使命

新日本空調株式会社

当社に限らず、サステナビリティや脱炭素の取り組みは、担当部署以外においては普段から意識することが少ないという課題があります。特に、数字に責任を負う事業部門や調達部門ではコストカットが叫ばれる中、サステナビリティが優先されない場面も少なくないかもしれません。しかし、見える化の先、CO2排出量削減のフェーズでは、どうしても全社の協力が必要です。社長からは「建物の省エネルギー・省CO2の『ラストワンマイル』を担う使命」とのフレーズを発信しており、「アスエネ」で見える化したデータを使って社内周知に注力したいと考えています。 システムを導入したことで、5年後、10年後、当社としてどのように持続可能な社会に貢献できるのか、分析や将来の見通しと改善に力を入れていきたいと思います。 当社は、これまで、空調を通して生活者に快適な環境を提供することが、使命だと考えてきました。異常気象や地球温暖化が加速する昨今では、空調はなくてはならないもので、今後も世の中に必要とされていくと思います。 しかし、それと当時に、CO2排出量を削減し、カーボンニュートラルの実現に貢献することが、事業を継続する上で必要不可欠な要素にもなってきます。「アスエネ」のコンサルティングを通じて、スコープ3のCO2排出量算定を効率化し、CO2排出量削減のアクションへの取り組みを軌道に乗せていきたいと考えています。将来、新日本空調を担うであろう次世代の社員が誇りを持って事業を継続できる基盤を作ることで、今後も100年、200年と愛される会社を目指していきます。

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企業プロフィール

新日本空調株式会社

新日本空調株式会社 業種: 空気調和、冷暖房、換気、給排水、衛生設備等の設計、監理並びに工事請負 社員数: 単体:1,167名 連結:1,649名(2024年3月31日現在) 住所: 東京都中央区 新日本空調グループは、長期経営方針となる10年ビジョン「SNK Vision 2030」のもと、サステナビリティへの取り組みを強化しています。具体的には、空調を通して人々が幸福で健やかに暮らせるようWell-Beingを支えること、空調のパイオニアとして築き上げた技術でお客様の多様なニーズに応えること、お客様の設備を長期にわたって維持・保全し資産価値の向上に貢献すること、そして、効率化・省エネ化を通じて持続可能な地球環境の実現に寄与することです。今後もさまざまな社会環境の変化に柔軟かつ機敏に対応するとともに、慣習や既成概念にとらわれず、新たなことに挑戦し続け、持続可能な未来を築いていきます。 ※掲載内容は取材当時のものです。

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