株式会社宮城衛生環境公社
その他
CO2排出量算定
Scope1-3
調達
代表取締役 砂金さま、企画管理部 櫻井さま
公開日: 2025年10月27日
・行政機関の仕事をしており、CO2排出量の削減に取り組まなければ生き残っていけない
・スコープ3の算定に取り組みたいが、購入品が多いため自社だけで算定するのは困難
・CO2排出量見える化SaaS & SXコンサル導入
・CO2排出量削減の提案
・手厚いカスタマーサポートでスコープ1-2のデータ入力に着手
・原材料の調達が多く、複雑なスコープ3・カテゴリー1の算定もシステム導入で安心
宮城衛生環境公社は1982年に宮城県仙台市で創業した廃棄物処理業、清掃業を営む会社です。サービス内容として最も身近な例は、家庭ごみの収集運搬です。政令指定都市である仙台市の約半分の面積の家庭ごみを収集しています。また、仙台市の上下水道の維持管理など、ライフラインを守るための仕事をしています。
さらに、今年の4月からは、使用済み太陽光パネルのリサイクル施設「エコロジーセンター愛子(あやし)」を本格稼働させました。当社は、脱炭素経営として取り組みやすいもののひとつとして、自家消費型太陽光パネルを本社に設置しました。しかし、太陽光パネルには耐久年数があり、処分したくても処分先が不足していることとリサイクル処理の課題が見えてきました。東京都では、新築で太陽光パネルの設置が義務化されるなど、その急速な普及に対して、処理場のキャパシティが追いついていないのです。2030年代には日本で年間約80万トンが廃棄されるという予想もあります。廃棄物を扱う会社として、この社会課題を解決するために、使用済み太陽光パネルのリサイクル施設を稼働することにしました。
当社は、脱炭素経営を進める中で、CO2の排出量削減に取り組まなければ企業としていずれ必要とされなくなるのではないか、という危機感を常に持っていました。そこで、宮城県で最初に「再エネ100宣言RE Action」に参画し、SBT認証(中小企業版)を取得、2024年度には環境省のエコ・ファースト企業として認定されるなどのCO2排出量削減への賛同と取り組みを進めてきました。このようなアクションを起こすことで、ステークホルダーに対して社会課題への取り組み方や当社の姿勢を意思表示したいと思ったのです。
CO2排出量削減のためには、排出量を算定し、削減できていることを定量的に示す必要があります。これまでは、当社は独自にExcelを使ってCO2排出量の見える化を進めてきましたが、「アスエネ」のようなCO2排出量見える化サービスを導入し、より社内外にわかりやすくアピールした方が良いと考えました。また、担当者1人で行ってきた排出量の見える化ですが、属人的な管理ではなく全社で理解できるように、第三者機関のノウハウを学びたいと思いました。
「アスエネ」のことは、2、3年前に、営業担当者からもらった電話がきっかけで知りました。当時は社内体制が整っておらず、CO2排出量のデータを提出できるような状態ではなかったので、実は一度お断りしたのです。しかし、「アスエネ」では自社だけでは難しい、スコープ3の算定ができると聞いていたので、当社の体制が整ったタイミングで、満を持して導入に踏み切りました。脱炭素経営について情報収集するなかで、「アスエネ」の名前はよく目にしていたので安心感がありましたね。
導入して間もないため、「アスエネ」を活用した本格的な見える化はこれからです。活動量データの入力では請求書などをアップロードすれば、自動でCO2排出量を見える化できる機能があり、とても便利なことは理解していますが、当社では、あえて簡単ではない方法でチャレンジしています。初めから簡単な方法を選ばないことで、どのようなロジックで算定できるのかを理解することができます。まずは、地道にデータを入力して、算定のノウハウを得てから、作業フローを簡略化していく予定です。
当社はまず、スコープ1-2の算定に取り組みましたが、コンサルティングの担当者が、いつも親切かつ丁寧に教えてくれるので、とても助かっています。次のステップとしてスコープ3の見える化に取り組んでいきますが、当社の事業では、カテゴリ1にあたる購入品が非常に多いです。例えば、下水道清掃で使われる吸引車のホースや車両のタイヤなどの消耗品購入がスコープ3・カテゴリ1にあたります。このような作業の装備品や車の整備部品の調達をどのようにCO2排出量に置き換えるのか、理解が難しいポイントです。コンサルティング担当者からいつも適切なアドバイスをもらいながら、なんとかデータを入力する段階に到達しました。来年にはスコープ3までの算定が完了できるよう、準備を進めています。
株式会社宮城衛生環境公社 業種: 廃棄物処理業、清掃業 社員数: 180名 住所: 宮城県仙台市 明るい衛生環境づくりは、私たちの会社の理念です。地球環境を守る経営こそが、子供たちへ未来を贈ることが出来ると考えています。脱炭素活動と本業で社会課題を解決し、持続可能な社会に繋げていきたいと思います。 ※掲載内容は取材当時のものです。
アスエネ株式会社
営業本部 カスタマーサクセス Manager
まずは「アスエネ」を信頼し、導入に踏み切ってくださりありがとうございます。CO2排出量の見える化・削減に積極的かつ、ロジックを理解しようとしながら取り組む、環境経営の意識の高さに感銘を受けています。現在は、スコープ3の算定にも挑戦しており、廃棄物処理業界全体の脱炭素化に大きく貢献されています。今後も「アスエネ」のシステムとコンサルティングで脱炭素経営の実現をサポートいたします。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


TCFD/TNFD開⽰⽀援、CDP回答⽀援、CSRD開示支援、有価証券報告書作成⽀援、B Corp認証取得⽀援、SBT取得⽀援