イシグロ株式会社
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Scope1-3
ノウハウ不足
首都圏営業本部 プロジェクト開発部 部長 兼 サステナビリティ推進室 部長 山本さま、物流本部 物流統括部 物流推進課 課長 兼 サステナビリティ推進室 脱炭素部会 副部会長 高橋さま
公開日: 2024年8月19日

イシグロ株式会社は、大規模プラントや工場、高層ビルなど、あらゆる建物に張り巡らされる配管を総合的に取り扱う専門商社です。主力商品は、バルブ、継手、パイプですが、それに加えて関連商品などを販売しています。
商社は、在庫を持たずに、製造業の企業の倉庫から商品を直接納品するイメージを持たれがちです。しかし当社のような配管業界は、特にお客さまからの発注に迅速な対応が求められるため、商社自身が潤沢な在庫を抱えるビジネスモデルとなっています。特に当社は、全国に50を超える拠点を持ち、各拠点に豊富な商品ラインアップを揃えているため、納入リードタイムを短縮することが可能です。各拠点で、北海道から沖縄まで地場のお客さまの要望に応じて即納できることを強みとしています。日本国内だけでなく、海外の配管機材の調達も強化して、多様なお客さまのニーズに対応できる体制を整えています。
流通チャネルは3つあり、1つ目は、当社が一次代理店として二次代理店に商品を卸すチャネル、2つ目は、代理店を通さず、ゼネコンやサブコンに直接納品するケース、3つ目は工場・プラントへの納品です。また、当社は専門商社でありながら、プライベートブランド「I Value」も展開しています。商品の価格で同業他社との差別化をはかるため、各製造業企業から仕入れた製品を、自社ブランドとして提供しています。プライベートブランドを持つことで、お客さまにとって、より安く、より早く、最適なソリューションを提供可能になっています。
当社では、パリ協定の採択をきっかけに、企業としての社会的責任を果たすため、SDGsやサステナビリティへの取り組みを始めました。サステナビリティ委員会や推進室の設置を経て、2022年から脱炭素部会、ウェルビーイング部会、人口減少対応部会という3つの専門部会でサステナビリティの取り組みを進めています。環境に配慮した企業であることを世の中に認識してもらうため、2023年度には、グループ合わせて1,200名超の従業員の社内教育とCO2排出量の見える化に着手しました。
CO2の見える化は自社でExcelを使ってスコープ1-2の算定をしていましたが、当社独自の取り組みでは数値の正確性に確証が持てず、開示に踏み切れない状況が続いていました。脱炭素部会は8名体制かつ全員兼務している状況で、CO2の見える化まで手が回らなかったため、課題だったスコープ1-2の精緻化は、本社の総務財務人材が担当しておこなう必要があり、社内リソースにも限界がありました。そこで、CO2排出量算定システムを導入することで、効率的に算定を行い、その結果を正しい数値として自信をもって開示できるようにしたいと考えました。

システムのリサーチを進めるなか、東京ビッグサイトで開催された展示会に足を運んだところ、「アスエネ」と出会いました。大きいブースが目を惹き、話を聞くと、データに裏打ちされた説明と視野の広さ、そして営業担当の熱意に心を動かされ、「アスエネ」を導入すれば当社の課題を解決できると思いました。「アスエネ」を含めて、3社を比較検討しましたが、圧倒的なシェア、営業担当の熱意、さまざまな業界の脱炭素に関する深い知見、この3つが「アスエネ」を導入した決め手です。
具体的には、「アスエネ」はCO2排出量見える化業界で高いシェアを誇っているため、信頼がありました。また、営業担当が、当社を理解しようと、熱意ある対応をしてくれたことも好印象でした。さらに「アスエネ」は、豊富な導入実績に基づいた、さまざまな業界の知見があることも、営業担当の話からわかりました。加えて、「アスエネ」と三井住友銀行が業務提携を結んでいることも決め手の一つとなりました。資金調達の金額やM&Aの推進など、「アスエネ」は脱炭素領域のトップランナーである、という印象を受けたため、安心感に繋がっています。
「アスエネ」は、2024年4月から運用を開始し、導入して2カ月でスコープ1-2の転記入力が完了しました。「アスエネ」は、排出原単位が豊富なため、入力が効率的に行えると感じます。特に利用しているのは、ExcelやCSVのデータをアップロードして自動で見える化できる機能で、6月からはスコープ3のデータ入力に活用しています。入力するデータの情報量に合わせてアップロード機能と手動入力を使い分けられる点も大変便利です。
当社のCO2排出量は、スコープ3のカテゴリー1と4の比重が大きいです。データの収集に時間がかかるため、かける時間の短縮を優先して現時点で集められた情報をもとに概算値を使用していくべきか、精密さを優先して時間をかけて算定するべきか、が悩みどころです。今後、「アスエネ」のコンサルタントに相談しながら、スコープ3の算定に取り組んでいきたいです。

当社は非上場企業ではありますが、グループ会社も含め、約1,200名の社員を抱える企業として、社会的責任を果たさなければなりません。また、お客さまには上場企業も含まれるため、ステークホルダーに対して、CO2排出量を開示していきたいです。見える化したデータは、まず、取引先への営業に活用したいと考えています。データを開示することで、取引先から信用を獲得し、ビジネスに繋げることが狙いです。
当社は、まずはSBT認証取得に向けて動いています。サプライヤーなど他社からの要請は現在のところありませんが、これから求められると予測しているからです。自社のCO2排出量のデータを準備し、2026年度のSBT認証取得を目標に取り組んでいます。建設業界では、脱炭素に向けた取り組みが遅れているなか、当社がトップランナーとして、業界を牽引する存在になれたらと思っています。
配管機材は、建物を建てるためになくてはならないものです。当社が提供する商品・サービス・ソリューションは、皆さんの暮らしにとって必要不可欠な存在なのです。だからこそ、環境に配慮しながら、お客さまに満足いただける商品ラインアップと価格を実現しなければなりません。そのためには、長期的なブランド戦略と、サプライチェーンの最適化が必要です。
当社は、環境に配慮した商品・サービスを提供するために、見える化だけでなく、その先の削減に取り組むことが明るい世の中をつくることに繋がると考えています。配管機材の品質はもちろん、低価格と環境負荷軽減を同時に追求することで、ブランドに対する顧客の信頼と愛着を形成し、ブランド価値を高めていきたいと考えています。今年で、創業86周年を迎えた当社は、この先100年、200年と愛される企業を目指して、持続可能な社会の実現に貢献していきたいです。
イシグロ株式会社 業種: 各種バルブ及び総合配管機材商社 社員数: 976名(グループ1,300名) 住所: 東京都中央区 イシグロ株式会社は、創業85年の歴史を持つ総合配管機材商社です。水や空気の安定供給を支えるバルブやパイプなどの配管機材を提供する、暮らしと産業を結ぶ管材業界のリーディングカンパニーです。バルブ、パイプ、継手などの配管機材の提供を通じて、SDGsに賛同し、人々の暮らしと産業の発展への貢献を目指しています。 ※掲載内容は取材当時のものです。
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ESGクラウド評価サービスや再エネ調達コンサルティング等も提供しています。

アスエネ(旧:アスゼロ)は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービスです。 温室効果ガス・CO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン全体の報告・情報開示を支援します。



アスエネESGは、持続的なサプライチェーン調達を実現するESG評価クラウドサービスです。GRI、TCFDなどの国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用して、サプライチェーン上のESGリスクを評価し、改善を支援します。



ESG開示データの収集・管理を効率化、データ分析で最適な意思決定を実現



アスエネLCAは、アスエネとSuMPOが共同開発したCFP / LCA算定サービスです。初心者でも簡単に算定・分析・報告書作成が可能です。

アスエネを利用することで、CO2排出量の可視化を行うだけではなく、
脱炭素を行い企業価値の向上ま でコンサルサービス・削減ソリューションの紹介を通じサポート。


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