「お知らせ」GHG排出量クラウドSustanaの事業承継・統合について

岡山発の環境ベンチャーがCFP算定で実力を数値化。PR効果13倍を実現し、採用活動のプラス材料に

次の灯株式会社

その他

LCA

CFP

社員エンゲージメント向上

ブランド価値向上

公開日: 2026年6月4日

概要

  • 課題

    ・取引先が「環境配慮」を商品選定の新たな軸にし始めていると感じた
    ・自社算定では計算範囲の判断が難しく、外部公表に耐えうる信頼性がなかった
    ・同業他社に先駆けてCFP算定・開示することで、競合優位性を出したい
  • ソリューション

    ・CFP算定支援コンサルティング
    ・LCA算定SaaS
  • インパクト

    ・主力製品のCFP算定が完了
    ・脱炭素の取り組みをプレスリリースで発信し、ページビュー数が約13倍に急増した
    ・環境価値の対外的な発信により、採用活動における候補者の関心が高まった

次の灯株式会社について
・事業概要:トラックなど商用車向け自動車部品のリサイクル事業および自動車用品の販売を行う

・主要事業:ディーゼルエンジンの排ガスをクリーンにするDPFマフラーを新品に近い性能に再生するリビルト品、リサイクルパーツ、自動車用品の製造・販売

・強み:商用車の廃棄予定のDPFマフラーを独自の洗浄・技術で再生。現場知見に基づく高度な再生技術を有し、取引先へ直接販売する独自の商流を持つ

次の灯が取り組むCFP算定。取引先の「環境配慮」シフトを捉え、数値化で競合優位性の確立へ

次の灯は、主にトラックなど商用車向けのリサイクル部品を製造・販売する岡山発の環境ベンチャー企業です。ディーゼルエンジンの排気ガスをクリーンにするDPFマフラーが主力製品で、トラックを使用する運送会社や車の整備会社などの取引先に販売しています。サステナビリティ対応へのきっかけは、自動車部品リサイクル業界で、取引先の選定軸に大きな変化があったことです。当社のような中小企業に直接的な開示義務はないものの、近年では、大手運送会社をはじめとする企業は、単なるコスト削減ではなく「環境配慮」を新たな選定基準に据え始めています。この流れをいち早く捉え、同業他社がまだCFP(カーボンフットプリント)算定に踏み切っていないうちに自社製品の環境価値を見える化することができれば、競合優位性につながると考えました。

CFP算定の手法を選んだ理由は、リサイクル部品が新品に比べてどれほど低炭素であるかを、製品単位の客観的な数値で証明するためです。企業全体の排出量ではなく、個別の製品が持つ環境優位性を明確に示すことが、取引先への最も強い訴求力になると確信し、算定を決定しました。

もう1つの動機は、社内向け環境意識の向上です。従業員やこれから入社する若い世代に対し、漠然とした「環境に良い仕事」ではなく、自社の事業が持つ社会的価値を明確な数値で示し、エンゲージメントを高めたいという思いがありました。

そこで主力製品であるリサイクルされた自動車部品のCFP算定に挑戦することを決めましたが、いざ自社だけで進めると、「どこまでの範囲を含めるか」「細かい計算方法がわからない」などの課題があり、早々に限界を感じました。また、社内外に胸を張って示せる数値にするには、専門家からの「お墨付き」が不可欠です。自社算定では信頼性に欠けると判断し、外部パートナーの力を借りることに踏み切りました。複数のコンサルティング会社の資料を取り寄せ、比較検討を行い、「ASUENE LCA」を選定しました。

CFP算定の提示で信頼を獲得。プレスリリースのPV数が通常比の13倍を記録

最終的に「ASUENE LCA」を選んだ理由は大きく3つあります。1つ目はシステムのUI・UXです。展示会でアスエネ社のブースに立ち寄り、営業担当者からデモ画面を見せてもらった際、操作が直感的でわかりやすく、社内で継続運用できると確信しました。

2つ目は、営業担当の方が当社の課題感に最も寄り添ってくれたことです。そして3つ目は前例のない自動車リサイクル部品のCFP算定にもかかわらず、近しい事例を示してくれただけでなく、リサイクルの観点からさまざまなアドバイスをくれた点です。豊富なコンサルティング経験と伴走スタイルが最大の決め手でした。

当社は、「ASUENE LCA」のCFP算定支援コンサルティングを半年間受けました。CFP算定の対象商品は、純正品中古の消耗部品を一部交換・修理した「セミリビルト品」です。

アスエネ社は一つひとつの算定項目に対し「このデータを参照すべき」と明確に計算範囲をアドバイスしてくれました。環境省のデータベースのどこに該当するのか、明確な定義付けの上で指示してくれたため、これまで時間を要していた多岐にわたる副資材の一次データ取得の工数を削減できました。

また、当社の方針をベースに、複数の選択肢や方向性を整理しながら、CFP算定の支援をしてくれた点もありがたかったです。算定完了後は全社員向けに報告会を実施しました。背景、工程、結果を共有したところ、従業員からは自分たちの業務の環境的価値が確かな数字として実感できたという声が寄せられました。漠然と「環境に良い」と言うのではなく、「ASUENE LCA」で算定した正確なCFP算定の値をプロセスとともに示せたことで、脱炭素の取り組みに対する信頼獲得につながりました。

採用活動でも、環境への貢献度を具体的な数値として示せるようになったことで、自社のビジョンに対する説得力が増しました。採用候補者にCFP算定結果を提示すると「どう算出しているのか」と強い関心を持たれ、環境ベンチャーとしての信頼が増したと感じています。

社外への広報効果として、「脱炭素の地方モデル」をテーマにプレスリリースを配信しました。このプレスリリースは通常の約13倍のページビュー(PV)を獲得し、メディアにも取り上げられました。

今後は「ASUENE LCA」を活用し、30〜50製品のCFP算定を目指し、最終的には全製品の算定を進めます。その数値をホームページやカタログに明記し、売上目標と同様にCO2排出量削減量を全社の目標値として掲げ、数値管理していく仕組みづくりに取り組んでいきます。

静脈産業と呼ばれるリサイクル事業のネガティブなイメージを払拭し、再利用することが新品を作ることと同じかそれ以上に価値があると認知される社会を目指します。さらに、環境配慮の取り組みをビジネスの仕組みとして実装し、事業と環境の両立をスタンダードにしていくことを次世代に向けての展望として掲げていきます。

次の灯株式会社の魅力

当社は2018年、岡山県総社市で創業したリサイクル・循環型ビジネスを展開する企業です。主軸事業は、トラックなど商用車向け自動車部品(マフラーなど)の買い取り、リビルト製品・リサイクルパーツの製造、自動車用品の販売で、運送会社や整備会社、商社に加え、ECサイトを通じて一般ユーザーにも直接販売しています。

当社の強みは、「壊れてから直す」という業界の常識に疑問を投げかけ、再資源化を実現する技術と現場知見を有している点にあります。若手中心の組織でありながら、SNSを活用した販路開拓やデータドリブン経営を推進してきました。

「静脈産業」と呼ばれる廃棄物・回収事業のネガティブなイメージを払拭し、「今あるものの再利用は新品を作ること以上の価値がある」と認知される社会を目指します。環境配慮をビジネスの仕組みとして実装し、事業と環境の両立をスタンダードにしていくことが、次世代に向けた当社の展望です。

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企業プロフィール

次の灯株式会社

次の灯株式会社 業種: 自動車部品リサイクル・再資源化事業 社員数: 107名(2026年4月1日現在) 住所: 岡山県岡山市北区本町

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