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ライフネット生命 | 「ASUENE ESG Award 2025」にてプラチナメダルを受賞

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ライフネット生命 | 「ASUENE ESG Award 2025」にてプラチナメダルを受賞

2025年度の「ASUENE ESG Award」において、オンライン生保のリーディングカンパニーであるライフネット生命保険株式会社がプラチナメダルを受賞しました。同社の取締役副社長CFO 河﨑 武士氏と、経営企画部の加藤 あゆみ氏に事業の特徴やESG経営に取り組む意義、今後の展望についてお話を伺いました。

ASUENE ESGとは 「ASUENE ESG(現『ASUENE SUPPLY CHAIN』)」は、企業のサプライチェーンのESG(E:環境、S:社会、G:ガバナンス)経営の取り組みを可視化できるESG評価クラウドサービスです。GRIやTCFDなど国際的なESGフレームワークに準拠したアンケートを活用し、サプライヤーのESGリスクを評価・可視化するとともに、改善に向けた支援を行います。人権デュー・デリジェンス(人権DD)や、FTSE、MSCIなど国内外の規制やイニシアチブに対応した高度なコンサルティングも提供しています。 
ASUENE ESG Awardとは 「ASUENE ESG」の評価基準に基づいて算出されたESGスコアや総合評価をもとに、ESGへの取り組みレベルの高さ、改善への意欲、可視化への積極性を示す企業を表彰するもので、今年で第2回の開催となります。優れたESGの取り組みを実践している企業に対し、評価の上位から順にプラチナ・ゴールド・シルバー・ブロンズの各メダルを付与しています。

INDEX

ESGの取り組みが評価されていない現状を理解し、何が不足しているかを知りたかった

ライフネット生命保険株式会社は、オンラインで事業を営む生命保険会社です。2008年の開業以来「ライフネットの生命保険マニフェスト」に基づいたお客さま視点の事業運営を行っており、「安心して、未来世代を育てられる社会」の実現に貢献することを目指しています。

そのため、当社は、シンプルでわかりやすい商品・サービスの提供を行っています。当社商品はすべて保障性に特化しており、個人保険においては保有契約件数の約半数を占める定期死亡保険と、次いで約3割を占める医療保険が主力商品となっています。

当社の商品の強みは、必要な保障内容と低廉な保険料を両立していることです。インターネットを活用し販売経費や固定費を抑えることで、価格競争力の高い商品を実現しています。また、洗練されたUI/UXや利便性が高いこともお客さまからご支持いただける理由の一つです。

また、当社のご契約者さまの約7割は20〜40代です。テクノロジーとの親和性の高さから圧倒的に若年層の加入が多いことが特徴です。さらに、生命保険の世帯加入率が約9割を占める中、「初めて保険に加入した」というお客さまの割合が約6割を占め、ユニークな顧客基盤となっています。

サステナビリティにおいても、マニフェストに基づいた事業運営を行うことが自社と社会の持続可能性であるサステナビリティに資するものと考えています。一方で、2021年頃から、サステナビリティに関する外部の格付け評価を受けるようになり、その結果は想定以上に厳しいものでした。これを契機として当社の取り組みを理解し、評価してもらうために、どのような取り組みや開示が不足しているのかをステークホルダーの視点で認識する必要があると考えるようになりました。

また、当社は、2025年7月に東京証券取引所のグロース市場からプライム市場へ上場市場区分を変更しています。今後、プライム上場企業に求められる開示要請にも、責任を持って対応していかなければなりません。コーポレートガバナンス・コードや有価証券報告書上での開示など、サステナビリティに関する状況が日々目まぐるしく変化する中、開示に関する情報を適切にキャッチアップして、優先順位を決めて戦略的に対応していきたい。そのために、まずは当社の現在地を把握したうえで、サステナビリティの取り組みを推進し、情報の開示につなげていきたいと考えました。

ASUENE ESG評価のプラチナメダル受賞が次なる目標に向けたモチベーションに

サステナビリティの開示においては、外部のステークホルダーからの視点が重要です。一方で、当社は開業以来、お客さま視点を大切にした事業運営を行ってきたという自負があります。この2つをつなぎあわせるためには、教科書的な支援だけでは不十分だと感じていました。そうしたなかで、当社が掲げる経営理念を踏まえて、そこに寄り添いながら伴走してくださるパートナーとサステナビリティを推進していきたいと思うようになりました。

そこで、「将来を見据えたロードマップの構築」と「戦略的優先順位の整理」という2軸をメインに、支援をしてくれる外部サービスをリサーチしました。4社ほどから話を聞いて、比較検討するなかで、「ASUENE ESG」からの提案が一番理想とするイメージに近く、導入を決めました。導入実績が豊富なことも安心感があり、後押しになりました。

「ASUENE ESG」は、営業やコンサルタントの方のコミュニケーション能力も高く、他社や業界の動向と照らし合わせて、どのように開示をすべきか相談に乗ってくれるので、まさに私たちが求めていた伴走支援でした。決められた形式に則った開示ではなく、当社のニーズを汲んで非常に柔軟に話を聞いてくれるため、節目節目には必ず相談・確認して、教えていただきながら資料作成や開示の準備を進めています。

当社の草案が見当違いだった場合は、率直なフィードバックとともにより良い提案がもらえるのも信頼できるポイントでした。最終的に開示する資料やデータのアウトプットだけではなく、そのプロセスから擦り合わせられるのは「ASUENE ESG」の魅力だと感じました。それが結果として、解像度の高い開示につながっています。

そして今回、「ASUENE ESG Award」でプラチナメダルをいただいたことは、今後のサステナビリティの取り組みを推進するうえで大変励みになりました。お客さまへの対応・気候変動に関する開示・人的資本に係る取り組みなどを推進しても、サステナビリティに関連する外部格付け評価が即座に大きく改善するわけではないため、自分たちの進める方向性は合っているのだろうかと時に迷いを感じることもありました。しかし、今回のメダルの受賞により、これまでの方向性で取り組みを継続していくことがサステナビリティに資するものだと背中を押していただき、自信につながりました。単なるスコアアップのためだけではなく、当社の企業価値向上を通じて社会の持続可能性を実現することに資する取り組みを見極めながらこれからもサステナビリティやESGに取り組んでまいります。

非財務情報と財務情報を統合して、企業価値につながるESG経営の実装を目指す

2025年初めに受けた「ASUENE ESG」の評価内容に基づいて、自社と社会のサステナビリティに資する、ひいてはESGスコアのさらなる向上につながる取り組みを実装させるフェーズに入ります。

当社は、先にも述べたとおり、創業者が「お客さま視点のまったく新しい生命保険会社を作ろう」と事業を始めた会社です。サステナビリティへの意識が高い従業員が多い印象がありますが、言葉としてはあまり社内に馴染みがなく、サステナビリティやESGと聞いても、何をしているかイメージがわきにくいのではないかと思います。

そのため、サステナビリティの開示は、社外はもちろん、社内に向けても当社がどのような価値をどのような方に提供し、どのような社会を実現していきたいのか、言語化し浸透を図る良い機会であると捉えています。社内の認知を広げることが、さらなる企業価値の向上と社会の持続可能性への貢献につながるものと考えています。

今後は、ESGをはじめとした非財務情報を、経営戦略と深く結びつけた開示を行っていきたいと考えています。そのために、ASUENE ESGの支援のもと、マニフェストを踏まえながら、企業価値とつながるサステナビリティ経営の実装に取り組むことを目指します。

注力したい領域のひとつは、人的資本と経営戦略の連動です。お客さま視点の商品・サービスを届けるためには、これらを生み出す社員の力が不可欠であり、私たちは人的資本を経営基盤の一つとして捉え、その強化に注力しています。2024年5月に公表した中期計画(2024年度〜2028年度)においては、事業を推進するための人材戦略を掲げるとともに、人的資本に係る非財務目標を設定しています。このような非財務情報や目標を経営戦略と結びつけ、外部のステークホルダーの皆さまにとってもわかりやすく説得力のある開示を行っていきたいと考えています。

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